松本清張

サラリーマンの悲哀 松本清張『寒流』 ★書物・雑誌

サラリーマンの悲哀 松本清張『寒流』

★松本清張シリーズ 短編小説編   ・題名        『寒流』 ・新潮社       新潮文庫 【黒い画集】内  ・発行        昭和46年10月 ・発表        昭和34年 9月 週刊朝日9月6日号~11月29日号   登場人物 ◆沖野一郎 B銀行R支店に新しく…
死亡推定時刻の偽装 松本清張『留守宅の事件』 ★書物・雑誌

死亡推定時刻の偽装 松本清張『留守宅の事件』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名      『留守宅の事件』 ・文藝春秋     文春文庫   ・発行       昭和51年 4月 ・昭和46年    5月  【小説現代】掲載   登場人物 ◆栗山敏夫 34歳で車のセールスマン。東北に出発後、自宅に戻るが妻宗子は不在。…
少年の淡い恋心 松本清張『天城越え』 ★書物・雑誌

少年の淡い恋心 松本清張『天城越え』

★松本清張小説シリーズ   ・題名        『天城越え』 ・新潮社        新潮文庫   ・昭和46年      10月発行 「黒い画集」内 ・昭和34年      11月   「サンデー毎日特別号」   登場人物 ◆少年 下田に住む、16歳の鍛冶屋の三男坊。稼業・実…
旧暦の元旦、神事に纏わる完璧なアリバイ 松本清張『時間の習俗』 ★書物・雑誌

旧暦の元旦、神事に纏わる完璧なアリバイ 松本清張『時間の習俗』

★松本清張 小説シリーズ   ・題名     『時間の習俗』  ・新潮社    新潮文庫   昭和47年12月発行 ・昭和36年 5月 ~ 昭和37年11月号 【旅】掲載   登場人物   ◆三原紀一 警視庁捜査一課の警部補。相模湖湖畔で起きた殺人事件を担当する。 捜査…
日常の関連から、一切の線が切断された時間 松本清張『分離の時間』 ★書物・雑誌

日常の関連から、一切の線が切断された時間 松本清張『分離の時間』

★松本清張 小説シリーズ   ・題名     『分離の時間』 ・新潮社     新潮文庫   ・昭和49年   6月発行   登場人物   ◆土井俊六 広告代理店に勤めるサラリーマン。 偶然乗り合わせたタクシーの運転手から、殺害された八木沢代議士の話を聞き、独自に調査を…
現代の官僚社会でも通じる話 松本清張『歪んだ複写』 ★書物・雑誌

現代の官僚社会でも通じる話 松本清張『歪んだ複写』

★松本清張   長編小説シリーズ   ・題名       『歪んだ描写』 ・新潮社       新潮文庫  ・発行        昭和41年 6月 ・昭和34年6月 ~ 昭和35年12月 『小説新潮』にて掲載   登場人物   ◆田原典太 新聞社社会部に勤める20代半ば…
老いてゆく男の哀しい見栄 松本清張『薄化粧の男』 ★書物・雑誌

老いてゆく男の哀しい見栄 松本清張『薄化粧の男』

★松本清張シリーズ 短編小説   ・題名 『薄化粧の男』 ・中央公論新社 中央文庫 【影の車】内  ・昭和48年 7月発行   登場人物   ◆草村卓三 小田ゴム株式会社勤務する、庶務課長。年齢は54才。 練馬区の自宅にて、妻淳子と二人で住む。二人の間に、子はいない。 …
単純な手形詐欺と思われたが、背後に潜む複雑な関係 松本清張『眼の壁』 ★書物・雑誌

単純な手形詐欺と思われたが、背後に潜む複雑な関係 松本清張『眼の壁』

★松本清張 長編小説シリーズ   ・題名      『眼の壁』 ・新潮社      新潮文庫   ・昭和46年    3月発行   登場人物   ◆萩崎竜雄 昭和電業製作所、経理課勤務の次長。上司の関野課長が手形詐欺に遭い、自殺。 その無念を晴らすべく独自で調査を始める…
市長は何故、見知らぬ温泉地に向かったのか 松本清張『市長死す』 ★書物・雑誌

市長は何故、見知らぬ温泉地に向かったのか 松本清張『市長死す』

★短編小説:松本清張シリーズ   ・題名  『市長死す』 ・双葉社 双葉文庫 【顔】内 ・日本推理作家協会賞 9 ・平成7年 5月発行   登場人物   ◆田川与太郎 九州の或る県、人口10万ほどの市の市長。65歳、元陸軍中将と云う異色の経歴の持ち主。 2年前に当選の、…
定年後、新生活を始めようとした男の悲しい末路 松本清張『駅路』 ★書物・雑誌

定年後、新生活を始めようとした男の悲しい末路 松本清張『駅路』

★短編小説:松本清張シリーズ   ・題名 『駅路』 ・新潮社 新潮文庫 【駅路】傑作短編集(六)  ・昭和40年 7月発行   登場人物   ◆小塚貞一 地方の商業高校を卒業後、銀行に25年勤続。目出度く定年を迎える。 定年後、趣味だった旅行にでかけ、そのまま行方不明と…
金の有無で、判決が変わるのか 松本清張『霧の旗』 ★書物・雑誌

金の有無で、判決が変わるのか 松本清張『霧の旗』

★松本清張 長編小説シリーズ   ・題名       『霧の旗』 ・新潮社      新潮文庫  ・発行       昭和47年 1月 ・連載       昭和34年 7月~昭和35年 3月『婦人公論』   登場人物   ◆柳田桐子 強盗殺人の罪で逮捕された兄(柳田正夫…
たった一つの歌で計画が綻んだ話 松本清張『捜査圏外の条件』 ★書物・雑誌

たった一つの歌で計画が綻んだ話 松本清張『捜査圏外の条件』

★短編小説:松本清張シリーズ   ・題名       『捜査圏外の条件』 ・新潮社       新潮文庫 【駅路】傑作短編集(六)  ・昭和40年     7月発行 ・昭和32年     8月【別冊文芸春秋】掲載   登場人物   ◆黒井忠夫 一流銀行に勤める31歳。戦…
幼い子供の殺意 松本清張『潜在光景』 ★書物・雑誌

幼い子供の殺意 松本清張『潜在光景』

★短編小説:松本清張シリーズ   ・題名    『潜在光景』 ・新潮社    新潮文庫 【共犯者】短編小説収録  ・発行     昭和55年 5月 ・発表     昭和36年 婦人公論4月号    登場人物   ◆浜島 しがない会社勤めの36歳のサラリーマン。 結婚して…
四国と福岡で起きた事件を結び付けたもの 松本清張『渡された場面』 ★書物・雑誌

四国と福岡で起きた事件を結び付けたもの 松本清張『渡された場面』

★松本清張 作品シリーズ   ・題名     『渡された場面』 ・新潮社     新潮文庫   ・発行      昭和56年   1月 ・発表      昭和51年  11月   登場人物   ◆下坂一夫 :唐津市在住の作家志望の文学青年。地元同人誌に暫し投稿する。 ◆…