★書物・雑誌

魑魅魍魎とした人間関係 芥川龍之介『偸盗』 ★書物・雑誌

魑魅魍魎とした人間関係 芥川龍之介『偸盗』

★芥川龍之介 小説シリーズ   ・題名        『偸盗』 ・新潮社       新潮文庫  『地獄変・偸盗』内 ・発行        昭和43年11月 ・発表        大正6年4月・7月 『中央公論』 ・参考        『今昔物語』巻29 第3   登場人物 ◆太…
親族故の僻み、嫉妬、そして遺恨 松本清張『田舎医師』 ★書物・雑誌

親族故の僻み、嫉妬、そして遺恨 松本清張『田舎医師』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名         『田舎医師』 松本清張短編小説全集 【影の車】内 ・中央公論新社     中公文庫 ・1973年      10月発行 ・発表         昭和36年6月「婦人公論」   登場人物 ◆杉山良吉 東京在住。七年前亡くなった…
人生を達観した生き方? 『徒然草』上巻 93段 ★書物・雑誌

人生を達観した生き方? 『徒然草』上巻 93段

★今回は、「徒然草」の人生の悟りともいうべき段を紹介します。   ・出典元     『徒然草』 ・上巻       第九十三 引用 ・出だし     「牛を売る人あり。買う人、明日その価をやりて、」   ◆原文 「牛を売る者あり。買ふ人、明日その値をやりて、牛を取らんといふ。夜の…
大国に囲まれた、小国故の悲哀 松本清張『柳生一族』 ★書物・雑誌

大国に囲まれた、小国故の悲哀 松本清張『柳生一族』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『柳生一族』 松本清張短編小説全集 04【殺意】内 ・光文社        光文社文庫   ・2008年      12月発行 ・発表         昭和30年10月『小説新潮』   登場人物   ◆柳生宗厳 大和…
白い霧の中で、ドス黒い陰謀が蠢く 松本清張『白い闇』 ★書物・雑誌

白い霧の中で、ドス黒い陰謀が蠢く 松本清張『白い闇』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名       『白い闇』 松本清張短編小説全集04【殺意】内 ・光文社      光文社文庫   ・2008年    12月発行 ・昭和32年    8月発表 『小説新潮』   登場人物 ◆高瀬精一 石炭商を営む。仕事柄、北海道・東北などに…
後があると思えば、油断が生じる 『徒然草』上巻 92段 ★書物・雑誌

後があると思えば、油断が生じる 『徒然草』上巻 92段

★今回は、「徒然草」の人生に於ける戒めとなる段を紹介します。   ・出典元     『徒然草』 ・上巻       第九十二 引用 ・出だし      或る人、弓射る事を習うに、   ◆原文 或人、弓射る事を習ふに、諸矢をたばさみて的に向ふ。師の曰く、「初心の人、二つ矢をもつこと…
哀しい男のプライド 松本清張『殺意』 ★書物・雑誌

哀しい男のプライド 松本清張『殺意』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『殺意』 ・双葉社          光文社文庫 松本清張短編全集 04 ・発行           2008年12月  発行  ・発表           小説新潮    1956年4月号   登場人物 ◆古瀬嘉一 東京…
物事には何にでも、案内人が欲しいものだ 『徒然草』上巻 第52段 ★書物・雑誌

物事には何にでも、案内人が欲しいものだ 『徒然草』上巻 第52段

最近、吉田兼好の「徒然草」を初めて紹介しました。今回から、シリーズ化してみたいと思います。 今回は紹介する作品は、前回も少し触れましたが、古典の授業で必ず取り上げられる作品。『仁和寺の法師』です。   ・出典元      『徒然草』 ・上巻       第52段 引用 ・出だし      …
幽玄の中の、一瞬の興ざめ 『徒然草』上巻 第11段 ★書物・雑誌

幽玄の中の、一瞬の興ざめ 『徒然草』上巻 第11段

今回は珍しく、古典を取り上げてみます。取り上げる古典とは、昔中・高校時代に必ず学んだと思われる吉田兼好の『徒然草』の一部です。 あまり難しいものでなく、皆様にも親しんでもらえる内容を紹介したいと思います。 そう云えばブログを立ち上げた時、兼好法師の徒然草の序の段を引用しましたが、まだ一度も取り上げて…
芸術至上主義の極み 芥川龍之介『地獄変』 ★書物・雑誌

芸術至上主義の極み 芥川龍之介『地獄変』

今回は芥川龍之介の代表作の一つである、『地獄変』を取り上げます。 代表作であるが、何故今迄紹介しなかったのか。それは作品を読んだ後、私としてはあまり善い感想を持たない作品の為。 どうしてあまりよい感想を持たないかと云えば、作品をしる人であれば読んだ後、何か後味の悪いモノが残るからと云えば的確かもしれ…
騙そうとした嘘が、本当になった話 芥川龍之介『竜』 ★書物・雑誌

騙そうとした嘘が、本当になった話 芥川龍之介『竜』

★芥川龍之介 短編小説シリーズ   ・題名       『竜』 ・新潮社      新潮文庫  『地獄変・偸盗』内 ・発行       昭和43年11月 ・発表       大正8年5月 『中央公論』   登場人物   ◆宇治の大納言隆国 源隆国。平安時代中期の官僚。文…
甲斐性の無い男の嫉妬 松本清張『喪失』 ★書物・雑誌

甲斐性の無い男の嫉妬 松本清張『喪失』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『喪失』 ・双葉社          双葉文庫 ・発行           1995年5月  発行 【「顔」内】 ・発表           新潮    1957年3月   登場人物 ◆田代二郎 28才の妻子持ちの男性。運…
さり気ない一言が、犯人の心を揺さぶった 松本清張『反射』 ★書物・雑誌

さり気ない一言が、犯人の心を揺さぶった 松本清張『反射』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『反射』 ・双葉社         双葉文庫 ・発行          1995年5月  発行 【「顔」内】 ・発表          角川文庫    1956年8月   登場人物 ◆霜井正雄 梲の上がらない、しがないサラ…
心の中の投影 松本清張『内なる線影』 ★書物・雑誌

心の中の投影 松本清張『内なる線影』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『内なる線影』 ・新潮社        新潮文庫 ・昭和         昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表         小説新潮(1971年 9月号)   登場人物 ◆枝村 東京の付属大学病院精神科医局に…
各々、異なる証言。果たして真相は 芥川龍之介『藪の中』 ★書物・雑誌

各々、異なる証言。果たして真相は 芥川龍之介『藪の中』

以前、映画『羅生門』を紹介した際、題名は羅生門だが、内容は同じ芥川の小説『藪の中』だと述べた。 そのブログが何故か有難い事に、閲覧数の上位にランキングされているのが何か不思議な気がする。 今回は映画の内容を改にする為、小説『藪の中』を紹介したい。   ★芥川龍之介短編小説シリーズ &nbs…