2026年、FIFA北中米WCの前半戦を終えて

このブログを書いている最中、2026年、FIFAサッカーWC大会が開催されている。

そろそろ折り返し地点とも言えるグループリーグが終了し、まもなく決勝トーナメントが行われる。

今回は前半が終了するこの時期、その前半を振り返ってみたい。

 

参加国が32ヵ国から48か国に増えたが

今大会はタイトル通り、これまで32ヶ国だった参加国が48か国に増えた。

増えた理由はいろいろだが、今回はそれを中心に述べたい。

 

私なりの結論を述べれば、大会前から各専門家やファンから指摘されていたが、やはり様々な問題点が浮上した。

長年WCを見てきた私としても、ほぼ同じ意見。その意見とはズバリ

 

敢えて参加国を32ヵ国から48か国に増やす必要がなかった。

 

これに尽きる。これが今回のブログのキーワードを言っても過言でない。

理由は、各グループリーグの戦いの様子を絡め述べたい。

 

予選リーグの戦いは、ほぼ順当

6月11日から始まった大会だが、各リーグの戦いを眺めれば、大方戦前通りの勝敗と思われる。

下馬評に比べ苦戦しているとすれば、ベルギー、クロアチアあたりだろうか。

しかしこの二か国も最後には確実に決勝トーナメントに進出すると思われる。

何故なら今回は参加国が増え、以前のようなリーグの上位2ケ国が決勝トーナメントに進出するのではなく、リーグ3位でも決勝トーナメントに進むことができる為。

 

では決勝トーナメントに進める国はいくつと聞かれれば、「それは32ヵ国」というのが回答となる。

つまり48ヵ国参加して決勝トーナメントは32ヵ国から始めるということ。

リーグ戦で篩にかけられるのは、今回増えた参加国の数。

32ヵ国から決勝トーナメントということは、前回大会までの参加国数でトーナメントが始まるということ。

 

何のことはない。それならば予選などしなくとも、初めからトーナメント戦でやれば良いのではないかと思う人もいるかもしれない。

試合数を増やすということも、実は興行主(主催者)にとり、多大なメリットが発生する。

WCの主催者と言えば、そうです「FIFA」。つまり国際サッカー連盟。

何故メリットがあるのか。それを次に述べたい。

 

参加国を増やしたFIFAの狙いとは

FIFAが何故今大会から参加国を増やしたのかと言えば、ズバリ興行収入を増やすことが目的。

つまり商業主義ということ。参加国が増えれば当然、参加国の国民はサッカーに熱狂する。

現地で観戦できないとなれば、試合の見る為の方法は放送を観るしかない。

つまり放映権に繋がる。多くの国の人が観るとなれば、需給の関係で当然の如く放映権が跳ね上がる。

放映権が跳ね上がれば儲かる処は何処かと言えば、やはりFIFA。

興行の元締めが儲かるという仕組み。これはどの興行にも当て嵌まる。

 

特に今大会、参加国が増えた地区と言えば、我々が住むアジア地区。

何故アジア地区が増えたのかと言えば、かなり大人の事情が絡むと言ってよい。

大人の事情とは。つまり「金」のこと。

 

現在最も人口が多い国と言えば、決して正確ではないが、1位がインド。2位が中国と言われている。

なんと1位と2位がアジアに属している。両国を合わせ、約29億人(2026年6月現在)とされている。

FIFAとしては、当然美味しい市場と言える。特に近年、中国の経済発展が目覚ましい。

今ではGDPではアメリカに次ぐ、世界第2位。更に現在の国家主席は、大のサッカー好きと言われている。

FIFAは、此れを見逃す手はない。

 

断定はできないが、今回アジア枠が大幅に増えたのは、

 実はFIFAが中国をどうしても参加させたかったという思い 

が透けて見える。

 

更に中国企業のスポンサーの獲得も、FIFAの大きな狙いの一つだった。

実際、今大会では多くの中国企業がスポンサーとなった。

前回大会まではアジア枠は4.5枠だったが、今回は大幅に増え8.5枠となった。

実に4ヵ国も増えた計算となる。

因みに0.5枠の最後の枠も大陸間のプレーオフでアジア国が勝ち、アジアは計9ヵ国が出場した。

 

しかしアジア地区の枠は増えたが、肝心の中国は参加していない。理由は、アジア予選で敗退した為。

FIFAとしては目的は果たしたが、中国はまんまとしてやられた。

してやられたというよりも、実力が足りなかった為、仕方がないとは言えるが。

兎にも角にも、折角FIFAが参加国を増やしたが、中国は参加できなかったのは事実。

因みにインドは、2次予選で敗退した。

 

更にもう一つ加えるとすれば中東の影響。中東と言えば誰もが「石油」を思い浮かべるであろう。

そう所謂「オイルマネー」という言葉。その影響も否定できないであろう。

アジア予選でも何か疑問に感じる試合の進め方で大会参加を勝ち取った国もあった。

敢えて国の特定はしないが、ここら辺の事情は後にも振れる為、軽く明記しておきたい。

 

参加国を増やした結果、起こった歪

何はともあれ大所帯で始まったWCだったが、予選リーグが進むにつれ数々の問題点が浮上した。

先ず挙げるとすれば、これも大会前から指摘されていたが、試合によりレベルの格差が見られた。

やはり参加国を増やしたことで参加できた国と、以前からの常連国や強豪国との差が顕著となった。

つまり試合をしても一方的な展開となり、点差が開く試合などが数試合見られた。

該当する試合を見れば、大概今回の増枠で出場したチームが対象となっているケースが多かった。

要するに、試合によりバラつきが見られたということ。

 

その副産物と言える現象は試合数が増えたこともあるが、各選手の記録更新が容易となったこと。

具体的に述べれば、アルゼンチンのメッシ選手は元ブラジル代表のロナウド選手が持つ歴代最多得点をあっさり更新した。

更に同世代のスター選手であるポルトガル代表のC・ロナウド選手は、歴代の最年長選手のゴール記録を更新した。

此れもやはり増枠された地区のチームとの対戦。

 

余談になるが、C・ロナウド選手は現在41才。

私はこの報道が出るまでは、確か1994年の元カメルーン代表、ロジャ・ミラ選手の42才だったと記憶していた。

処が41才で最年長ということは、おそらくロジャ・ミラ選手の記録は抹消された、或いは正確なものとして記録されなかったのかもしれない。

理由として想像の域を出ないが、おそらくアフリカということで出生の記録(つまり戸籍)がはっきりしていない為、参考記録扱いにされたのかもしれない。

何はともあれ、今回そのような報道がされた為、おそらく間違いないと思われる。

 

更に挙げるとすれば、得点王争いが過熱した。

あくまで過熱という言葉を用いたが、簡単に言えば今迄の得点王争いの基準となる得点数が大幅に加算されるということ。

これもやはり、対戦相手による影響。

 

大会前からおそらく得点王争いに係わってくるであろうと思われた選手が期待通りに活躍。

既に過去の得点王となった得点数に並ぶ勢いとなった。

予選グループの段階でこの状況の為、決勝まで進むとすれば予選を含めば全部で8試合。

下手をすれば、二桁得点になる可能性もある。

観る側とすれば得点が入り面白いかもしれないが、試合のレベルを考えた時、ふと疑問符がつく。

 

結局、本戦のグループリーグの試合レベルの格差は、そのまま地区予選の格差にも繋がる。

つまり地区予選のレベルが低下したということ。

低下したというよりも、緊張した試合が少なかったと云ったほうが的確かもしれない。

 

敢えてアジアを例に出すが、以前の32ヵ国であれば大概日本、韓国、オーストラリア、イランあたりが出場していた。

前述したが今回アジア枠が大幅に増えた為、ウズベキスタン、カタール、イラク、サウジアラビア、ヨルダンが出場した。

予選をほぼ終了した現在、アジアで決勝トーナメント進出の当確は日本とオーストラリア。

イランと韓国は微妙。

イランは大会直前、米国との紛争があり米国内の試合では過酷な環境に追いやられ、気の毒な一面もある。

 

これらの事実を考慮してアジア予選を振り返ってみた際、やはりアジア予選では少し緊張が足りなかったと言わざるを得ない。

日本などは今ではアジア枠では突出していて、予選では大勝することが多かった。

あまりにも他の国とのレベル格差があった。

 

従って私はアジア予選は全くと言っていいほど、試合を観ていなかった。結果だけを見ていた。

それほど緊張感に欠けた予選だった。これがアジア常連国と今回増枠で参加した国との差と思われた。

 

あとはグループリーグと決勝トーナメントとの間が長すぎるということ。

参加国を増やした為、各グループの間隔があき過ぎ、長く感じられる。

所謂、中弛みというやつだろうか。

 

此れが決勝トーナメントになれば、全く逆となる。何故ならやはり32ヵ国でトーナメント戦を始める為。

これでは選手もファンも疲れると思う。私も過去のWCに比べ、あまりも予選が長すぎると感じる。

最後まで観戦熱が持つかは微妙。

日本が決勝トーナメントで負ければ、一挙に熱が冷めるかもしれない。それだけ長く感じる。

 

今回の章では他にもいろいろあるが、次の問題も絡め次章で説明したい。

それはやはり参加国を増やしたことによる明らかな制度上の欠陥とも言える出来事。

 

何故かリーグと決勝トーナメントの偏り

前章の最後に言及した制度上の欠陥とは。

最初に答えを言えば、

今大会は前回までの予選上位2チームが決勝トーナメントに進出できるのではなく、予選3位のチームも状況により、決勝トーナメントに進めるということ。 3位でも大敗しなければ決勝トーナメントに進めるということ。

 

極端な話グループリーグで1勝すれば勝ち点3で進出もあり得るということ。

勝ち点3であれば、3試合全て引き分けでも可能性がある。

 

具体的な例を挙げればグループIのセネガル。セネガルが1勝2敗だが、決勝トーナメントに進める。此れを書いている時点で韓国もまだ可能性がある。

韓国もセネガルと同じ、1勝2敗で他国の結果待ち。

今大会を見つめ明らかにこれは弊害かもしれないと感じたのは、先にグループリーグを終えたチームより、後のグループリーグのチームが先に終えたチームの成績を見て、ゲームプランを組み立てることが可能と判明した。

 

つまり前述した3位争いは、先に試合を終えたチームを参考にすることができるということ。

これは大昔WCがまだ24か国であった頃、往々にして見られた現象。

昔は同グループでも試合が前後することがあった。その為、同グループでも後に試合をするチームが試合展開を考え、有利になることが多かった。

過去の大会ではグループでは同じ勝敗だが、後から試合をしたチームが得失点差で勝ち抜くことがあり、論議を巻き起こしたこともある。

そのこともあり32ヵ国になった時、リーグの最終試合は公平をきす為、同時刻で開催される取り決めとなった。

 

処が今回、参加国を増やした結果、3位でも決勝トーナメントに進めるようになった、その弊害とも言える現象。

その影響であろうか。

決勝トーナメントに進める勝ち点がほぼ決まった段階で、グループリーグにより勝ち点狙いとも思われる試合が見られた。

勝ち点狙いとは、所謂「引き分け狙い」。

最終試合で互いのチームが引き分ければ、両チームが決勝トーナメント進めるという状況が増え、それが狙いではないかと思われる試合が増えた。

つまりリーグ最終戦は同リーグの他国の試合より、他のグループリーグの結果による試合運びの様相が見られた。

 

日本VSスウェーデンなどもこの部類ではないかと思われる。

試合は日本が先に点を入れたが、すかさずスウェーデンが同点に追いついた為、両チームが無理をしないという暗黙の了解が働いたのであろうか。

試合はそのまま、ドローで終了した。

前回までの方式であればリーグ上位2チームのみ決勝トーナメントに進出する為、両チームとも必死になり戦ったであろう。

特にスウェーデンとすれば。

 

結果として日本は2位。スウェーデンは3位だが、両チームが決勝トーナメント進出となった。

これではあまりグループリーグの意味がないと言わざるを得ない。

大会前、私もこんな副次的要素が生まれるとは予想できなかった。

加えて日本が所属するグループFは後に述べる問題にも係わる為、今は此処までにしたい。

 

同じアジア勢のオーストラリアが所属するグループDも同じ。

オーストラリアVSパラグアイ戦は互いが引き分けでも出れるという感覚なのか、スコアレスドローで終わった。

両チームにしてみれば、無理をしなくてもこれで目的達成と言える。

要するにグループリーグの後から戦うチームほど、有利になることが判明した。

 

そして更に指摘しておかなければならないのは、各グループやその後の決勝トーナメントに、かなりの偏りが見られると云うこと。

端的に言えば、これは明らかに恣意的、或いは忖度ではないかと思われる抽選の偏りがあった。

籤運と言えばそれまでだが、それでも何か目に見えない糸で操られているような気がした。

 

グループリーグで譬えを挙げるとすれば、先ずはわが日本が所属するグループF。

此れは昨年の抽選後、協会関係者や専門家、ファンが述べたようにかなりきついグループに思われた。

まだ挙げるとすれば、グループC、グループI、グループL等。

比較的簡単であろうかと思われるグループは、グループA、グループB、グループD、グループG、グループJ等。

当然と云っては何だが、今回の開催国であるカナダ・米国・メキシコは簡単なリーグに振り分けられたと言える。

これが果たして公平は抽選と言えるかは、甚だ疑問。

今迄も開催国には有利なグループリーグと日程は存在したが、今回はあまりにも露骨だった。

カナダはグループ2位で初の決勝トーナメント進出。米国はグループ1位通過。メキシコも1位通過。

まさに見事に開催国の予選落ちは回避された。

因みに開催国が予選で敗退したのは2010年の南アフリカ大会と、前回2022年のカタール大会のみ。

 

更に凄いのは、その開催国は決勝トーナメントでも比較的楽なゾーンに入る。

まだ正確に決まってはいないが、現段階でトーナメントが埋まった対戦を見る限り、米国などは他国のベスト8までの道のりに比べ、かなり容易と言える。

もし米国が初戦で勝つとすれば、対戦相手はグループGの1位通過のチームの可能性が高い。

グループGと言えば先程挙げた、比較的な楽なグループ。その1位のチームの為、米国が勝つ可能性が充分あり得る。

 

米国がそのチームに勝てば、見事にベスト8入り。日本が今迄越えられなかったベスト8の壁を米国があっさり超える可能性もある。

米国は2002年の日韓WCではベスト16でメキシコを破り、ベスト8入りを果たし、決して初という訳ではないが。

それにしても、もし達成されれば、何か日本のサッカーファンとすれば腑に落ちないモノを感じる。

 

メキシコは初戦で勝っても次は辛いかもしれない。ベスト16でグループLの1位と当たる可能性が高い。

カナダもラッキーかもしれない。何故なら初戦の相手が同じく初の決勝トーナメント進出の南アフリカの為。

つまりカナダと南アフリカは何方も初めての決勝トーナメント進出の為、どちらが勝っても初のベスト16。

但し次はオランダとモロッコの勝者と当たる為、この辺りが限界かもしれない。

従って米国のみベスト8進出の可能性があると言えるだろうか。やってみないと結果は分からないが。

 

さて肝心の我が日本に言及したい。

処々で触れているが、決勝トーナメントに関して言えば、おそらく日本は最悪のゾーンと言ってよい。

何故なら、決勝トーナメントの初戦であのサッカー王国と言われるブラジルと当たる為。

説明するまでもなくブラジルは過去のWCで最多優勝5回を誇る、まさにサッカー大国。

此れまで日本は何度も煮え湯を飲まされた相手。

ブラジルとすれば常に優勝を課せられたチームの為、日本など眼中にないと思われる。

それほどサッカーに関心がある人からすれば、そう思われる国。長年サッカーを見続けた私としても、やはりブラジルだけは特別な存在であり、脅威とも言える。

日本は初戦でそのブラジルと当たるということ。

 

譬えブラジルに勝っても次も大変。おそらく今回ダークホースと言われるノルウェーと当たる可能性が高い。

もし勝ったとしても次はおそらくイングランド。イングランドも優勝候補の一つ。

イングランドもノルウェーと同じく、大会屈指のストライカーを擁している。

従って日本が目標としているベスト8の壁は、今回も相当高いと言わざるを得ない。

この高い3つの壁を乗り越えない限り、日本の勝利はあり得ない。グループリーグを突破してもまさに棘の道。

 

因みに1位通過のオランダは、初戦が前回ベスト4のモロッコ。

3位通過のスウェーデンは前々回優勝、前回準優勝、そして今回も優勝候補のフランスと当たる。

こう書いた時、グループFは何かの罰ゲームではないかと思われる節がある。

これが明らかにリーグにも 決勝トーナメントにも何か恣意的、或いは忖度が働いたのではないかと主張する所以 

 

このグループFは明らかに他のリーグ比べ、譬え予選を通過しても決勝トーナメントの初戦から苦しい戦いが始まる。

初戦から決勝まで進むとして、5試合を戦う。その中で強豪同士が戦えば譬え勝ったとしても勝ったチームはかなりの消耗を余儀なくされる。

決勝に辿り着くまでに既に戦力が喪失していることもあり得る。

譬え決勝に進出しても満身創痍となり、意外に決勝でボロ負けするパターンも過去に何度も観てきた。

 

そういうフランスも何気にきつい。初戦を勝っても、次はベスト16でおそらくドイツとの闘い。

ベスト8に進んでも次はおそらくオランダとモロッコの勝者の何方かになるだろう。

ここで勝ったとして、漸くベスト4。この時点でかなりチーム力はズタズタになっていると思われる。

あくまで予想だが、ここでおそらくスペインと当たる可能性が高い。

モロッコ以外、全てヨーロッパ勢と戦うこととなる。

いくら戦力が揃っているフランスとしても、何度も対戦している国の為、相手もそう簡単には負けない筈。

研究や対策も練るであろう。フランスも決勝まで進むには、かなり困難を極める。

 

決勝トーナメント表を眺め全体に言えることは、明らかに難しいゾーンと簡単なゾーンに組まれているのが分かる。

これが何度も述べているように、恣意的或いは忖度が働いたのではないかと勘ぐらざるを得ない。

ドイツ、オランダ、フランスが含まれる山はかなりきつい。この3ヵ国が3回勝ち、やっとベスト4。

米国が含まれているゾーンは、現段階で突出した国にと言えば、スペインぐらい。

 

日本が含まれてゾーンもかなりきつい。ブラジル、ノルウェー、日本、コートジボワールがベスト16内にいる。

つまりベスト8に進むのは、この4ヵ国の中の1ヶ国のみ。ここでおそらくイングランドやメキシコの勝者と出会う。

 

そして最後の山になるが、見方によればかなり楽なゾーンと言える。

どのチームに楽になるかと言えば、それは前回優勝のアルゼンチン。

このゾーンは明らかにアルゼンチンに対し、有利となっている。

もし順当であれば、危なげなくアルゼンチンがベスト4まで進むであろう。

それほど読みやすいゾーンとなっている。アルゼンチンがもし大会を通じ初めて苦戦するとすれば、このベスト4からだと思う。

前回優勝したアルゼンチンはグループリーグもそうだが、決勝トーナメントも比較的容易な相手との対戦。

あくまでも現段階での私の予想の為、外れることも大いにあり得るのでそこだけは注意して頂きたい。

長年サッカーWCを見続けてきた、私なりの感想として聞いた貰えれば幸いです。

 

最後に

普通であれば大会が終了した時点で総括として大会を振り返るものだが、今回は大会期間があまりにも長すぎ、前半戦を中心に私なりの感想を述べさせて貰った。

ブログを最後まで読まれた方であればお分かり頂けると思うが、やはり今回の大会はあまりにも参加国が多すぎ、色々な弊害が生まれた大会と言える。

弊害は制度上の欠陥とも言える。具体的には今迄述べてきたようなこと。

 

①リーグや決勝トーナメントに何か偏りが見られること。

②各グループリーグや地区予選にレベルの格差が見られること。

③決勝トーナメント進む為の仕組みが(3位でも決勝トーナメント進出可能)が、複雑になっていること等。

 

が挙げられる。

①、②に等は大会前から言われていたが、③は実際に大会が始まってから新たに浮上した問題点とも言える。

何れも原因を探れば、やはり「参加国が増えた結果」と云える。これはもう明らか。

SNS上では参加国が増えたことを肯定する意見も見られる。理由としてあらゆる国が参加するチャンスが増えた。

試合数が増え、大会期間が長くなり楽しみが増えたなど、確かに一理あるかもしれないが、大会期間を見ても過去の約1か月間に比べ、10日ほど増え、約40日間となった。

これはFIFAやファンにすればよいことかもしれないが、選手や関係者。更には来年の各リーグにはかなりの影響を与えると思われる。

つまり選手間の疲労。これがWCが終わり各選手がそれぞれのリーグに戻った時、悪影響を及ぼすのではないかと懸念する。

しかし長年観てきた私とすれば、流石に40日の期間というのは長すぎると感じる。

子供の頃や学生時代であれば最初から最後まで観戦も可能だが、社会人なれば40日という期間は貴重な時間と言える。

 

WCは4年に一度の祭典だが、その為に自分の人生をかける訳にはいかない。これがブログ中でも述べた、長すぎて中弛みという感覚。

学生でも大学生でなければ、丸々40日間観ている人は少ないであろう。日本も優勝しない限り何時か負ける日が来る。

その時が大会に一区切りだと思う。下手をすれば日本代表は、6月30日で終わることもあり得る。

それがWCという世界。

 

長々と自論を展開したが、結果を言えばやはり以前のような32ヵ国が一番良かったと思う。

地区予選でも試合度に緊張感が生まれ、さらに高揚感も生まれた。

地区予選を勝ち抜きいざ本戦に進んだ後、グループリーグ中で上位2チームに入る為、グループリーグ中での戦いが白熱した。

今回のようなグループリーグよりも、他のグループリーグの3位争いを考えるような戦い方はなかった。

それは上位2チームに入らなければ、決勝トーナメント進めなかった為。

決勝トーナメントに進めば、その段階でベスト16。一度勝てばベスト8と理解し易かった。

32ヵ国の為ファンも或る程度、グループリーグや決勝トーナメントの行方が予想できた。

 

サッカー好きの人間であれば、大概予想が外れることがなかった。過去の大会はそんな安心感もあったような気がする。

繰り返すがFIFAは今大会を見直し、是非32ヵ国に戻して頂きたいと思う。

これが今回ブログを書いた最大の動機。

一度増やし再び減らすというのは、限りなく英断に近いが是非検討して頂きたいと思う。

 

あとは様々なSNS見て感じたことだが、やはりファンの間で世代間の違いが見られた。

私がWCを観始めた頃は、まだ日本がWC予選はおろか、OP予選ですら勝ち抜けない時代だった。

日本のサッカー史で必ず語り継がなければならないのは、1993年の「ドーハの悲劇」。

オールドファンであれば説明するまでもないだろう。ドーハの悲劇とは1994年WC米国大会の予選の最後で起きた出来事。

この出来事により、日本はWCの初出場の夢が断たれた。あれからもう既に33年の月日が経った。

33年ということは少なくとも33才以下のファンは実際体験として覚えていることはない。

主に過去のVTR等を観て、知った人が大半であろう。それほど日本サッカー史にとり、つらい出来事だった。

私はリアルタイムで観ていた為、とても悔しい思いをした。その悔しさは暫く忘れることが出来なかった。

それ程、辛い体験だった。

 

処が時代は変わり、いつしか日本代表は参加することが当たり前の時代となった。

若い世代のファンであれば、物心がついた時、既に出場しているのが当たり前の状態。

譬え昔の時代を説明しても理解不能であろう。SNS等のコメントを見ても、そのような傾向が感じられた。

俗にいう、これが 世代間のギャップ 

ファンの間でも下らない論争も暫し見られる。これは本当に感覚の違いであり、互いに理解不能でありそのギャプは決して埋まることはない。

もし若い世代が理解できるとすれば、本人達が私のような世代になり、下の世代が自分の世代を年寄り扱いした時、初めて自覚するだろう。

 

前述したが、今のWCと日本代表は私が興味を持ち始めた頃と比較すれば、隔世の感がする。

それ程日本代表は進化したということ。それをどうのこうの言う心算はないが、聊か気になった為、一言述べさせて頂いた。

 

今迄のWCを観た限り、強豪国はグループリーグはあくまでも調整の段階。

本番は決勝トーナメントから、ここから調子を一気に上げてくる。

その証拠に初戦はもたついていた強豪国も試合が進むにつれ、見事に調子を上げてきた。

徐々に決勝トーナメントが埋まりつつあるが、これからが本番だということを感じずにはいられない。

長丁場の大会の為、最初から全力で行けば、必ず途中でペースダウンする。

数々の大会に参加した強豪国は戦い方を知っている。そうでなければ、やはり最後まで持たない。

決勝トーナメント見れば、きっと私が述べたことを理解して頂けると思う。

 

本当の最後になるが、今大会のアジア枠について一言触れなければならない。

まだグループリーグの最終結果は出ていないが、大方の予想通りアジア勢は現時点で当確の日本、オーストラリアを除き惨敗した。

これもブログ中で触れた通り。

その中でも特にイランを除き、中東勢の成績が酷い。本戦を見る限り、明らかに力不足と言える。

これも大人の事情で仕方がないのかもしれないが(オイルマネー)、中東勢をアジア枠に含めるのはどうかと思われた。

地政学的にも明らかにアジアとは言えない地域。歴史的にも欧州や北アフリカとの関りが深い。

つまり言いたいことは、中東はアジア枠に入れるのではなく、新しく中東枠を創るかアフリカ枠に入れてもらえば如何かと思う。

 

賛否両論いろいろあるだろうが、私も昔から中東少しアジアとは違うような気がしていた。

何故アジア枠が必要なのかは言うまでもない。それは繰り返すが、やはり大人の事情。

つまり「金」が関係している。

アジアサッカー連盟(AFC)とすれば中東から入る莫大な資金は喉から手が出るほど欲しいのが分かるが、今大会を見ても中東はまだ世界レベルとは到底言えない。

もし本当にアジアがレベルアップを図るのであれば、アジアは中東から離れたほうが良いと思う。

中東もオイルマネーがある為、FIFAに働きかければ中東独自のサッカー連盟の創設が可能かと思われる。

中東がサッカー連盟を創った後、中東枠として2枠。多くても2.5枠を与えればよい。

 

今大会の地区予選やプレーオフを見ても、何か明らかな意思が働いているとしか思えない判定や試合運びが多かった。

所謂「中東の笛」という言葉が示す通り。前開催国のカタール等、明らかに疑問を呈するようなやり方も見られた。

そんなことをすれば地区では勝てるかもしれないが、地球規模の本戦ではボロが出るという悲惨な結果となった。

どこで線引きするかは難しいが、中東の存在はアジア地区にとり、多少問題があると私は認識している。

 

今回は色々取り留めのない話をしたが、一先ずここで打ち切りたい。

続は大会が終了した頃、総括を兼ねブログに書きたい。

 

(文中敬称略)

令和8年 6月27日 16:00現在

 

日本人
  • 日本人
  • ありふれた一人の日本人として日頃、思った事・感じた事などをありのままに述べてみたいと思い、ブログを立ち上げました。新元号にちなんで付けたブログ名です。宜しければ、お立ち寄りください。