一難去って、又一難 松本清張『繁盛するメス』 ★書物・雑誌

一難去って、又一難 松本清張『繁盛するメス』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『繁盛するメス』 ・双葉社        双葉文庫   ・2016年      12月発行  松本清張ジャンル別作品集『社会派ミステリー』内   登場人物 ◆大宮博(戸村重雄) 元軍隊の衛生兵。終戦後、外科医となりすまし都心の…
武人であり文化人 自由奔放に生きた武将『前田慶次郎』 ★歴史

武人であり文化人 自由奔放に生きた武将『前田慶次郎』

戦国時代、一風変わった武将がいた。武人で在りながら、文化の嗜みをあった武将。 今回、自由奔放に生きたと云われる『前田慶次郎』を取り上げてみたい。 昔の漫画で原哲夫原作:『花の慶次』の主人公と云えば、分かり易いかもしれない。   経歴 ・名前    前田慶次郎、前田慶次、前田長益 ・生涯  …
失踪した人妻 夫には完璧なアリバイが 松本清張『火と汐』 ★書物・雑誌

失踪した人妻 夫には完璧なアリバイが 松本清張『火と汐』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名           『火と汐』 ・双葉社          双葉文庫   ・2016年        12月発行    松本清張ジャンル別作品集『社会派ミステリー』内 ・発表           『オール読物』  昭和42年 11月   …
複雑に絡む3人の関係 斎藤利三、お福(春日局)、稲葉正成 ★歴史

複雑に絡む3人の関係 斎藤利三、お福(春日局)、稲葉正成

いつもであれば、歴史上の人物を一人ずつ紹介するが、今回は珍しく一挙に3人紹介したい。 何故3人なのかと云えば、3人の関係が互いに絡みあい、複雑な様相を呈している為。   その3人とは斉藤利三、お福(後の春日局)、稲葉正成。 歴史好きな方であれば、3人の名前を聞いただけで、ピンとくると思う。…
美談なのか、それとも皮肉なのか 森鴎外『護持院原の敵討』 ★書物・雑誌

美談なのか、それとも皮肉なのか 森鴎外『護持院原の敵討』

★森鴎外 短編小説   ・題名      『護持院原の敵討』 ・作者       森鴎外 ・発表      大正2年10月 ・筑摩書房    ちくま日本文学全集          1992年   2月発行   登場人物 ◆山本三右衛門 播磨の国、姫路城主酒井忠実に仕える侍。役職は…
人事における逆恨み 松本清張『偶数』 ★書物・雑誌

人事における逆恨み 松本清張『偶数』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名        『偶数』 ・新潮社       新潮文庫   ・昭和40年     7月発行    『駅路』内   登場人物 ◆城野光夫 大手一流会社の社員。調査の副課長であるが、会社中では閑職に近い。自分が七年近く閑職に追いやら得ているの…
死亡推定時刻の僅かなズレ 松本清張『誤差』 ★書物・雑誌

死亡推定時刻の僅かなズレ 松本清張『誤差』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名        『誤差』 ・新潮社       新潮文庫   ・昭和40年     7月発行    『駅路』内   登場人物 ◆大村青年 結核を患い、夏の初めから温泉地で湯治している、地方地主の小倅。湯治場では、川田屋の女中ふみ江と仲良くな…
情に厚い猛将だが、政治力の無さ故、敗れた武将『柴田勝家』 ★歴史

情に厚い猛将だが、政治力の無さ故、敗れた武将『柴田勝家』

今回は、織田信長の宿老として有名な『柴田勝家』を取り挙げてみたい。信長の統一事業で欠かす事のできない武将。 猛将でありながら、政治力な無さ故、同じ信長の配下で「人たらしの名人」と云われた羽柴秀吉に敗れた人物と云えるかもしれない。   経歴 ・名前    柴田勝家、権六郎、権六、 ・生涯  …
新型コロナによる経済対策 効果があるのは? ★時事問題

新型コロナによる経済対策 効果があるのは?

最近はメディア全体が、新型コロナウイルス一色であるが、今回のブログもややもすればシリーズと化している、新型ウイルスについて述べたい。 今回は、経済対策について。   新型ウイルスに関しての経済対策 過去のブログにて、政府の新型ウイルスに対する経済政策について軽く述べたが、このブログをかいて…
嫉妬に駆られ、侍女を殺害した美人詩家 森鴎外『魚玄機』 ★書物・雑誌

嫉妬に駆られ、侍女を殺害した美人詩家 森鴎外『魚玄機』

★森鴎外 短編小説   ・題名          『魚玄機』 ・作者           森鴎外 ・大正4年(1915)   7月発表 ・筑摩書房         ちくま日本文学全集  1992年 2月発行   登場人物   ◆魚玄機(ぎょげんき) 名は魚、字は幼微。遊…
声の記憶 松本清張『声』 ★書物・雑誌

声の記憶 松本清張『声』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名  『声』 ・新潮社       新潮文庫   ・昭和40年     12月発行   傑作短編集(五)『張込み』内   登場人物 ◆高橋朝子 朝子は3年前迄、或る新聞社の電話交換手をしていた。後に小谷茂雄と交際の末、結婚。新聞社を退社する。退…
秀吉の二大軍師、もう一人は半兵衛 『竹中半兵衛』 ★歴史

秀吉の二大軍師、もう一人は半兵衛 『竹中半兵衛』

群雄割拠する戦国時代、天下統一を果たした豊臣(羽柴)秀吉。彼の功績は今更語るに及ばないが、秀吉の功績を陰で支えた家臣がいた。 その家臣は主に智謀をもって君子に仕え、「軍師」と呼ばれた。優れた英雄の傍には必ず、知恵を武器に主君を盛り立た家臣がいた。   秀吉も多分に漏れず、優れた軍師が二人存…
会社の労組から縺れた関係 松本清張『鴉:からす』 ★書物・雑誌

会社の労組から縺れた関係 松本清張『鴉:からす』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『鴉』:からす ・株式会社双葉社   双葉文庫 松本清張ジャンル別作品集 社会派ミステリー ・2016年     12月発行 ・1962年     1月『週刊読売』掲載   登場人物 ◆浜島庄作 中堅家電メーカー「火星電器株式…
立身出世の為、愛しい人を捨てた話 森鴎外『舞姫』 ★書物・雑誌

立身出世の為、愛しい人を捨てた話 森鴎外『舞姫』

★森鴎外 短編小説   ・題名           『舞姫』 ・筑摩書房         ちくま日本文学全集 ・1992年        2月発行 ・1890年(明治23)  8月号『国民之友』発表   登場人物 ◆太田豊太郎 明治政府の将来を嘱望されたエリート官僚。国費にて外国…
地方政治家と役人の癒着 松本清張『投影』 ★書物・雑誌

地方政治家と役人の癒着 松本清張『投影』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『投影』 ・新潮社       新潮文庫   ・昭和40年     12月発行   傑作短編集(五)『張込み』内   登場人物 ◆田村太市 元東京に本社のある一流新聞社の社員。所属していた社会部の部長とそりがあわず、喧嘩した後…