コロナ騒動から、早2年。事態は収束に向かいつつに見えるが 時事問題

コロナ騒動から、早2年。事態は収束に向かいつつに見えるが

新型コロナウイルス騒動が発生して、既に二年が経過しようとしている。 発見された当初、そしてつい最近の夏頃まで、日本はおろか、世界じゅう大騒ぎとなった。   世界各国では、まだまだ広がりを見せつつある今日。何故か、急速に日本では感染者の数が日増しに減っているように思われる。 果たして、本当に…
日本年金機構から届いた、不可解な通知 時事問題

日本年金機構から届いた、不可解な通知

今回は久々に、時事問題を取り上げたい。テーマは、以前俎上に挙げた、「年金」について。 年金と言えば過去、既に破綻寸前と述べたが、破綻するのにも理由があるというのを例を示して説明したい。   先日届いた、不思議な通知 皆様、ごく当たり前なご質問を致しますが、「国民年金」をご存じでしょうか? …
一体、誰が真実を述べているのか 松本清張『証言の森』 書物・雑誌

一体、誰が真実を述べているのか 松本清張『証言の森』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名       『証言の森』 ・文藝春秋     文春文庫 ・発行       昭和52(1976)年 2月25日 ・発表       昭和42(1966)年 8月『オール読物』   登場人物 ◆青座村次 綿糸関連の会社に勤める、31才の男。…
幼少の頃の記憶 松本清張『火の記憶』 書物・雑誌

幼少の頃の記憶 松本清張『火の記憶』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名    『火の記憶』 ・新潮社   新潮文庫  或る「小倉日記」伝 傑作短編集(一) ・発行    昭和40年 6月30日 ・発表    昭和32年 3月 「三田文学」内、『記憶』として発表   登場人物 ◆高村泰雄 本州の果、B市に生まれ…
未完成故の面白さと、後の内容の空想 芥川龍之介『邪宗門』 書物・雑誌

未完成故の面白さと、後の内容の空想 芥川龍之介『邪宗門』

★芥川龍之介 短編小説シリーズ 今回紹介する小説は、芥川龍之介『邪宗門』です。 ご存じの方は既にお分かりでしょうが、この作品は龍之介が手掛けた作品中でも、未完成で終わっています。 未完成故、最後はもし龍之介が其の後を描くのであれば、この様に描かれていたのではなかろうかとの推測を交え、私なりの意見を述…
誰にもある、青年の淡い思い出 『君がいた夏』 映画

誰にもある、青年の淡い思い出 『君がいた夏』

★懐かしい洋画シリーズ 久々に昔見た懐かしい映画を紹介したいと思います。 今回紹介する映画は、ジョディー・フォスター主演『君がいた夏』。   ・題名      『君がいた夏』 ・公開      1988年 米国映画 ・配給      ワーナー・ブラザーズ     ・監督      ウィル・…
地元開催の東京五輪であり乍、何故あまり高揚感が湧かないのか 時事問題

地元開催の東京五輪であり乍、何故あまり高揚感が湧かないのか

今回、久々に時事ネタを取り上げたい。 時事ネタとは勿論、現在開催されている東京五輪について。   一年延期された、東京五輪 去年私はブログにて新型コロナについて述べてた際、五輪は「延期と云う名の、中止だ」と述べた。   一年後、その発言は見事に外れ、五輪は一年後に開催された。従っ…
魑魅魍魎とした人間関係 芥川龍之介『偸盗』 書物・雑誌

魑魅魍魎とした人間関係 芥川龍之介『偸盗』

★芥川龍之介 小説シリーズ   ・題名        『偸盗』 ・新潮社       新潮文庫  『地獄変・偸盗』内 ・発行        昭和43年11月 ・発表        大正6年4月・7月 『中央公論』 ・参考        『今昔物語』巻29 第3   登場人物 ◆太…
戦国時代、遅れて来た東北の英雄 独眼竜『伊達政宗』 歴史

戦国時代、遅れて来た東北の英雄 独眼竜『伊達政宗』

今回は戦国時代、東北をほぼ統一した英雄『伊達政宗』を紹介したい。   経歴 ・名前    梵天丸→伊達政宗 ・生誕    1567(永禄10)年(生)~1636(寛永13)年(没) ・家柄    伊達氏 ・主君    豊臣秀吉→豊臣秀頼→徳川家康→徳川秀忠→徳川家光 ・親族    伊達輝宗…
親族故の僻み、嫉妬、そして遺恨 松本清張『田舎医師』 書物・雑誌

親族故の僻み、嫉妬、そして遺恨 松本清張『田舎医師』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『田舎医師』 松本清張短編小説全集 【影の車】内 ・中央公論新社      中公文庫 ・発行          1973年10月 ・発表          昭和36年 6月「婦人公論」   登場人物 ◆杉山良吉 東京在住。…
武家台頭のきっかけとなった、皇位継承争い『保元の乱』 歴史

武家台頭のきっかけとなった、皇位継承争い『保元の乱』

歴史を眺めれば、分岐点のようなものが存在する。 分岐点とは、その時は分からなかったが、後になってみれば、あの時が転換点だったと犇々と感じる処。 今回は、武家が歴史の主役に躍り出た、切っ掛けとなる事象を取り上げたい。   皇位継承争い 1156(保元元)年7月、鳥羽上皇が亡くなった。此れが、…
人生を達観した生き方? 『徒然草』上巻 93段 教養・実践

人生を達観した生き方? 『徒然草』上巻 93段

★今回は、「徒然草」の人生の悟りともいうべき段を紹介します。   ・出典元     『徒然草』 ・上巻       第九十三 引用 ・出だし     「牛を売る人あり。買う人、明日その価をやりて、」   ◆原文 「牛を売る者あり。買ふ人、明日その値をやりて、牛を取らんといふ。夜の…
新型コロナウイルス騒動 一年経った其の後 時事問題

新型コロナウイルス騒動 一年経った其の後

一昨年暮れ辺りから存在が確認された、新型コロナウイルス。 昨年の今頃、世界各国で大騒ぎしていたが、其の後一年経ち、世の中はどう変わったのか。 今回は久々に時事問題を取り上げたい。   一年前の今頃 ほぼ一年前の今頃、日本はおろか世界各国で新型コロナウイルスの存在が猛威を振るい、世間は大騒ぎ…
大国に囲まれた、小国故の悲哀 松本清張『柳生一族』 書物・雑誌

大国に囲まれた、小国故の悲哀 松本清張『柳生一族』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『柳生一族』 松本清張短編小説全集 04【殺意】内 ・光文社        光文社文庫   ・2008年      12月発行 ・発表         昭和30年10月『小説新潮』   登場人物   ◆柳生宗厳 大和…
白い霧の中、ドス黒い陰謀が蠢く 松本清張『白い闇』 書物・雑誌

白い霧の中、ドス黒い陰謀が蠢く 松本清張『白い闇』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名       『白い闇』 松本清張短編小説全集04【殺意】内 ・光文社      光文社文庫   ・2008年    12月発行 ・昭和32年     8月発表 『小説新潮』   登場人物 ◆高瀬精一 石炭商を営む。仕事柄、北海道・東北など…