★書物・雑誌 13 1月 2021 哀しい男のプライド 松本清張『殺意』 ★松本清張 短編小説シリーズ ・題名 『殺意』 ・双葉社 光文社文庫 松本清張短編全集 04 ・発行 2008年12月 ・発表 小説新潮 1956年4月号 登場人物 ◆古瀬嘉一 東京地検… 続きを読む
★映画 8 1月 2021 父からの脱却、青年から大人への成長を描いた作品『愛と青春の旅立ち』 ★今回は久々に映画を取り上げたい。懐かしい洋画で、主題歌が有名な作品。 幼少期、地上波でみた記憶はあるが、その頃はまだ小学生だったと思う。その為、映画の内容はあまり覚えていない。只、映画の主題歌は、何故かハッキリ記憶している。 今迄何かの拍子にふと思い出す事がある、誠に主題歌が印象的な… 続きを読む
★書物・雑誌 26 12月 2020 物事には何にでも、案内人が欲しいものだ 『徒然草』上巻 第52段 最近、吉田兼好の「徒然草」を初めて紹介しました。今回から、シリーズ化してみたいと思います。 今回は紹介する作品は、前回も少し触れましたが、古典の授業で必ず取り上げられる作品。『仁和寺の法師』です。 ・出典元 『徒然草』 ・上巻 第52段 引用 ・出だし … 続きを読む
★歴史 21 12月 2020 偉大な父と名門の重圧に負けた男 『武田勝頼』 今回は偉大な父から家を継承。没落させたは男を紹介したい。男の名は『武田勝頼』。 会社に喩えれば、立派な経営者だった父の跡を継ぎ、有名な会社を継承したが、父の偉大さと名門の重責に負け、会社を倒産させたとでも云えば良いであろうか。 それを考えれば、十分現代でも通ずる話ではなかろうか。 経歴… 続きを読む
★書物・雑誌 16 12月 2020 幽玄の中の、一瞬の興ざめ 『徒然草』上巻 第11段 今回は珍しく、古典を取り上げます。 取り上げる古典とは、昔中・高校時代に必ず学んだと思われる吉田兼好の『徒然草』の一部です。 あまり難しいものでなく、皆様にも親しんでもらえる内容を紹介したいと思います。 そう云えば、ブログを立ち上げた時、兼好法師の徒然草の序の段を引用しましたが、まだ一… 続きを読む
★書物・雑誌 11 12月 2020 芸術至上主義の極み 芥川龍之介『地獄変』 今回は、芥川龍之介の代表作の一つである、『地獄変』を取り上げます。 代表作であるが、何故今迄紹介しなかったのか。それは作品を読んだ後、私としてはあまり善い感想を持たない作品の為。 どうしてあまりよい感想を持たないかと云えば、作品をしる人であれば読んだ後、何か後味の悪いモノが残るからと云えば的確かもし… 続きを読む
★書物・雑誌 6 12月 2020 騙そうとした嘘が、本当になった話 芥川龍之介『竜』 ★芥川龍之介 短編小説シリーズ ・題名 『竜』 ・新潮社 新潮文庫 『地獄変・偸盗』内 ・発行 昭和43年11月 ・発表 大正8年5月 『中央公論』 登場人物 ◆宇治の大納言隆国 源隆国。平安時代中期の官僚。文… 続きを読む
★歴史 1 12月 2020 関ヶ原では西軍に与しながら、見事に復活を遂げた男 『立花宗茂』 今回は関ヶ原の戦いで西軍に与しながら、其の後見事に復活した男『立花宗茂』を紹介したい。 経歴 ・名前 吉弘千熊丸、高橋彌七郎(幼名)、戸次統虎、立花統虎、立花宗虎、立花宗茂等 ・生誕 1567(永禄10)年(生)~1643(寛永19)年(没) ・家柄 高橋氏→戸次氏→… 続きを読む
★書物・雑誌 25 11月 2020 甲斐性の無い男の嫉妬 松本清張『喪失』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『喪失』 ・双葉社 双葉文庫 ・発行 1995年5月 発行 【「顔」内】 ・発表 新潮 1957年3月 登場人物 ◆田代二郎 28才の妻子持ちの男性。運… 続きを読む
★歴史 19 11月 2020 本能寺の変を境に、没落した男 『滝川一益』 ★今回は戦国最大の事件「本能寺の変」を機に、没落した男を紹介したい。 本能寺の変は、今迄の戦国史を一変させる出来事だった。 あるものは危機をチャンスに変え、或る者は運命に翻弄され、没落の道を辿った。 今回紹介する「滝川一益」は、信長軍団の重臣でありながら、没落した男の一人。  … 続きを読む
★書物・雑誌 13 11月 2020 さり気ない一言が、犯人の心を揺さぶった 松本清張『反射』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『反射』 ・双葉社 双葉文庫 ・発行 1995年5月 発行 【「顔」内】 ・発表 角川文庫 1956年8月 登場人物 ◆霜井正雄 梲の上がらない、しがないサラ… 続きを読む
★歴史 7 11月 2020 「上杉家」に生涯を捧げた男 『直江兼続』 もう10年以上前になるであろうか。NHK大河ドラマで愛に生きた武将として、『直江兼続』が主人公となっていた作品を拝見した。 今回は「愛」と云う文字を自らの兜にとりつけ、主君を盛り立て生きた男、直江兼続を紹介したい。 経歴 ・名前 樋口与六、樋口與六(幼名)、樋口兼続、直江兼続、直… 続きを読む
★書物・雑誌 1 11月 2020 心の中の投影 松本清張『内なる線影』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『内なる線影』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和 昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表 小説新潮(1971年 9月号) 登場人物 ◆枝村 東京の付属大学病院精神科医局に… 続きを読む
★歴史 27 10月 2020 石田三成の足りない「武」を補った武将 『島清興:左近』 今回は関ヶ原の合戦で実質上のリーダーだった、石田三成の右腕だった島清興(通称:左近)を取り上げたい。 以前石田三成を紹介した際、触れた事があると思うが改めてスポットを当ててみたい。 石田三成は西軍の実質的な指導者だったが、武将ではない。官僚と云えば的確かもしれない。 その三成の不足した… 続きを読む
★時事問題 22 10月 2020 「GoToトラベル」政策 果たして一体、誰の為 久々に時事ネタを取り挙げたい。以前も話しましたが、時事ネタはあまりブログの閲覧数が伸びません。 理由として考えられるのは、ネタに興味があればおそらく、更に詳しい報道記事を見る為。 あまり伸びないが、自分自身の現在の心境を話したいが為、敢えて取りあげました。 今回取り上げるテーマはタイト… 続きを読む