芸術至上主義の極み 芥川龍之介『地獄変』 ★書物・雑誌

芸術至上主義の極み 芥川龍之介『地獄変』

今回は芥川龍之介の代表作の一つである、『地獄変』を取り上げます。 代表作であるが、何故今迄紹介しなかったのか。それは作品を読んだ後、私としてはあまり善い感想を持たない作品の為。 どうしてあまりよい感想を持たないかと云えば、作品をしる人であれば読んだ後、何か後味の悪いモノが残るからと云えば的確かもしれ…
騙そうとした嘘が、本当になった話 芥川龍之介『竜』 ★書物・雑誌

騙そうとした嘘が、本当になった話 芥川龍之介『竜』

★芥川龍之介短編小説シリーズ   ・題名       『竜』 ・新潮社      新潮文庫  『地獄変・偸盗』内 ・発行       昭和43年11月 ・発表       大正8年5月 『中央公論』   登場人物   ◆宇治の大納言隆国 源隆国。平安時代中期の官僚。文学…
関ヶ原では西軍に与しながら、見事に復活を遂げた男 『立花宗茂』 ★歴史

関ヶ原では西軍に与しながら、見事に復活を遂げた男 『立花宗茂』

今回は関ヶ原の戦いで西軍に与しながら、其の後見事に復活した男『立花宗茂』を紹介したい。   経歴 ・名前    吉弘千熊丸、高橋彌七郎(幼名)、戸次統虎、立花統虎、立花宗虎、立花宗茂等 ・生誕    1567(永禄10)年(生)~1643(寛永19)年(没) ・家柄    高橋氏→戸次氏→…
甲斐性の無い男の嫉妬 松本清張『喪失』 ★書物・雑誌

甲斐性の無い男の嫉妬 松本清張『喪失』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『喪失』 ・双葉社          双葉文庫 ・発行           1995年5月  発行 【「顔」内】 ・発表           新潮    1957年3月   登場人物 ◆田代二郎 28才の妻子持ちの男性。運…
本能寺の変を境に没落した男 『滝川一益』 ★歴史

本能寺の変を境に没落した男 『滝川一益』

★今回は戦国最大の事件「本能寺の変」を機に、没落した男を紹介したい。 本能寺の変は今迄の戦国史を一遍させる出来事だった。あるものは危機をチャンスに変え、或る者は運命に翻弄され、没落の道を辿った。 今回紹介する「滝川一益」は、信長軍団の重臣でありながら、没落した男の一人。   経歴 ・名前 …
さり気ない一言が、犯人の心を揺さぶった話 松本清張『反射』 ★書物・雑誌

さり気ない一言が、犯人の心を揺さぶった話 松本清張『反射』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名          『反射』 ・双葉社         双葉文庫 ・発行          1995年5月  発行 【「顔」内】 ・発表          角川文庫    1956年8月   登場人物 ◆霜井正雄 梲の上がらない、しがないサラ…
「上杉家」に生涯を捧げた男 『直江兼続』 ★歴史

「上杉家」に生涯を捧げた男 『直江兼続』

もう10年以上前になるであろうか。NHK大河ドラマで愛に生きた武将として、『直江兼続』が主人公となっていた作品を拝見した。 今回は「愛」と云う文字を自らの兜にとりつけ、主君を盛り立て生きた男、直江兼続を紹介したい。   経歴 ・名前    樋口与六、樋口與六(幼名)、樋口兼続、直江兼続、直…
心の中の投影 松本清張『内なる線影』 ★書物・雑誌

心の中の投影 松本清張『内なる線影』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名        『内なる線影』 ・新潮社        新潮文庫 ・昭和         昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表         小説新潮(1971年 9月号)   登場人物 ◆枝村 東京の付属大学病院精神科医局に…
石田三成の足りない「武」を補った武将 『島清興:左近』 ★歴史

石田三成の足りない「武」を補った武将 『島清興:左近』

今回は関ヶ原の合戦で実質上のリーダーだった、石田三成の右腕だった島清興(通称:左近)を取り上げたい。 以前石田三成を紹介した際、触れた事があると思うが改めてスポットを当ててみたい。   石田三成は西軍の実質的な指導者だったが、武将ではない。官僚と云えば的確かもしれない。 その三成の不足した…
「GoToトラベル」政策 果たして一体、誰の為 ★時事問題

「GoToトラベル」政策 果たして一体、誰の為

久々に時事ネタを取り挙げたい。以前も話しましたが、時事ネタはあまりブログの閲覧数が伸びません。 理由として考えられるのは、ネタに興味があればおそらく、更に詳しい報道記事を見る為。 あまり伸びないが、自分自身の現在の心境を話したいが為、敢えて取りあげました。   今回取り上げるテーマはタイト…
各々、異なる証言。果たして真相は 芥川龍之介『藪の中』 ★書物・雑誌

各々、異なる証言。果たして真相は 芥川龍之介『藪の中』

以前、映画『羅生門』を紹介した際、題名は羅生門だが、内容は同じ芥川の小説『藪の中』だと述べた。 そのブログが何故か有難い事に、閲覧数の上位にランキングされているのが何か不思議な気がする。 今回は映画の内容を改にする為、小説『藪の中』を紹介したい。   ★芥川龍之介短編小説シリーズ &nbs…
戦国時代、関東で北条家の最盛期を演出した武将『北条氏康』 ★歴史

戦国時代、関東で北条家の最盛期を演出した武将『北条氏康』

今回は戦国時代に関東で覇を競った北条氏康を取り挙げたい。 北条氏康と云えば、後北条家の祖「早雲」から始まり、北条家3代目の当主にあたる。 後北条家は氏康を含め5代目まで続くが、5代続く為の最盛期を演出したのが氏康と云っても過言でない。 では氏康の生きざまを眺めてみよう。   経歴 ・名前 …
分相応な妻を貰うのが幸せかもしれない 松本清張『礼遇の資格』 ★書物・雑誌

分相応な妻を貰うのが幸せかもしれない 松本清張『礼遇の資格』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名       『礼遇の資格』 ・新潮社       新潮文庫 ・昭和        昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表        小説新潮(1972年 2月号)   登場人物 ◆原島栄四郎 大学卒業後、市中の一流銀行に勤め…
『三河物語』で有名な『大久保忠教:彦左衛門』 ★歴史

『三河物語』で有名な『大久保忠教:彦左衛門』

今回は、一風変わった武将を紹介したい。 武将というよりも主君に対し、歯に衣を着せぬ意見を吐き、「天下のご意見番」と云われた人物と云えば、分かり易いかもしれない。   経歴 ・名前    大久保忠教、彦左衛門(通称)、平助(幼名) ・生誕    1560(永禄3)年(生)~1639(寛永16…
未必の故意、それとも 松本清張『なぜ「星図」は開いていたか』 ★書物・雑誌

未必の故意、それとも 松本清張『なぜ「星図」は開いていたか』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名         『なぜ「星図」が開いていたか』 ・双葉社         双葉文庫 ・発行         1995年5月 発行 【「顔」内】   登場人物 ◆藤井都久雄 都内の私立高校(東都中央学園)に勤める38才の教師。勤め先の学園の理…