★書物・雑誌 27 9月 2020 未必の故意、それとも 松本清張『なぜ「星図」は開いていたか』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『なぜ「星図」が開いていたか』 ・双葉社 双葉文庫 ・発行 1995年5月 発行 【「顔」内】 登場人物 ◆藤井都久雄 都内の私立高校(東都中央学園)に勤める38才の教師。勤め先の学園の理… 続きを読む
★歴史 22 9月 2020 凡庸だが、日本史に永遠に名を刻んだ男『小早川秀秋』 今回は凡庸だったが、何故か歴史に名を残した人物を紹介したい。 その名は『小早川秀秋』。 歴史好きな人間であれば、「あの人ね」と云われる人物であろうか。 経歴 ・名前 小早川秀秋、通称:金吾中納言、筑前中納言 ・生誕 1582(天文10)年(生)~1602(慶長7)年(没) … 続きを読む
★書物・雑誌 17 9月 2020 冒険心が恐怖心に変わった瞬間 芥川龍之介『トロッコ』 ★芥川龍之介短編小説シリーズ ・題名 『トロッコ』 ・新潮社 新潮文庫 『蜘蛛の糸・杜子春』内 ・発行 昭和43年11月 ・発表 大正11年 3月 『大観』 登場人物 ◆良平 小田原熱海間の近くに住む、8才の少年。良平の住む村の近く… 続きを読む
★歴史 12 9月 2020 信長の死後、出世競争に負けた男 『佐々成政』 今回は信長が生存時、羽柴秀吉・前田利家とほぼ同格だった。 しかし信長の死後、二人の後塵を拝するようになり、やがて没落した人物を紹介したい。 その人物とは、『佐々成政』。 歴史番組などで利家と供に登場するが、あまりぱっとしないのか人気がない。 成政も利家のように世渡り上手であったならば、評価も高かった… 続きを読む
★書物・雑誌 7 9月 2020 地獄から抜け出す寸前、醜い心が招いた結果 芥川龍之介『蜘蛛の糸』 ★芥川龍之介短編小説シリーズ ・題名 『蜘蛛の糸』 ・新潮社 新潮文庫 『蜘蛛の糸・杜子春』内 ・発行 昭和43年 11月 ・発表 大正 7年 7月 『赤い鳥』 登場人物 ◆犍陀多 生前、様々な悪い事をして人に迷惑をかけた… 続きを読む
★歴史 2 9月 2020 一度は主君、家康に背いた知将『本多正信』 戦国時代、主家を裏切り他家に臣従するのは日常茶飯事だった。それは御家存続、己の欲の為と理由は様々。 今回紹介する武将はそのような理由ではなく、己の主義主張の為、主家を裏切った。 簡単に言えば、当時流行した宗教(一向宗)に傾倒。その為、一度は主家を出奔。主家に弓轢いたのである。 &nbs… 続きを読む
★書物・雑誌 28 8月 2020 真面目な男が、一度道を踏み外した時 松本清張『坂道の家』 ★松本清張 短編小説シリーズ ・題名 『坂道の家』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和 昭和46年10月 発行 【「黒い画集」内】 ・発表 「週刊朝日」 昭和34年1月4日号~4月19日号 登場人物 ◆杉田りえ子 杉田… 続きを読む
★歴史 23 8月 2020 物事を卒なく熟す、信長の重臣『丹羽長秀』 今回は信長の重臣の一人、『丹羽長秀』を取り上げたい。 丹羽長秀を書くにあたり意外に思ったのは、長秀について書かれた資料があまり多くない。 信長の重臣で在り乍、何故かと考えた挙句、ある結論に達した。 後述するが、長秀は物事を卒なく熟す人物であった為、反ってあまり際立ったエピソードが少ない… 続きを読む
★映画 18 8月 2020 沈みゆく船中、人の愛憎を描いた作品『ポセイドン・アドベンチャー』 ★懐かしい洋画シリーズ ・題名 『ポセイドン・アドベンチャー』 ・公開 1972年 米国 ・提供 20世紀フォックス ・監督 ロナルド・ニーム ・製作 アーウィン・アレン ・脚本 スターリング・シリファント、ウェンデル・メイズ … 続きを読む
★書物・雑誌 13 8月 2020 自殺幇助、それとも殺人 松本清張『紐』 ★松本清張 短編小説シリーズ ・題名 『紐』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和 昭和46年10月 発行 【「黒い画集」内】 ・発表 「週刊朝日」 昭和34年6月14号~8月30日号 登場人物 ◆田村係長 警視庁… 続きを読む
★歴史 8 8月 2020 中途半端な態度で、身を滅ぼした男『増田長盛』 皆様の周りに、自分は上手く立ち回っているように思っているが、実はその態度が皆から嫌われ、挙句に自分の身を滅ばした人間、或いは著しく評価を下げている人物はいないだろうか。 今回、戦国時代にて自己保身に走った末、身を滅ぼした人物を紹介したい。 戦国の武勇伝が華やかな時代に、何故この様な人間… 続きを読む
★映画 29 7月 2020 尾行・カーチェイス等、名シーン満載 『フレンチ・コネクション』 ★息つく暇もないストーリーと、スリリングな展開の映画 ・題名 『フレンチ・コネクション』(The French Connection) ・公開 1971年 米国 ・配給 20世紀フォックス ・監督 ウィリアム・フリードキン ・製作 … 続きを読む
★書物・雑誌 24 7月 2020 流れ着いた腐乱死体。正確な死亡推定時刻は 松本清張『巨人の磯』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『巨人の磯』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和 昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表 小説新潮(1970年10月号) 登場人物 ◆清水泰雄 九州出身の法医学教授。仙台で開かれた… 続きを読む
★歴史 19 7月 2020 猪突猛進、「武」はあるが「智」が欠けていた武将『福島正則』 今回、以前紹介した『柴田勝家』に似たタイプの武将(大名)を紹介したい。 似たタイプと敢えて表記したのは、武将の「武」の部分は一流だが、「知」の部分になれば、少し欠けていたのではないかと思われる為。 早速、本人を紹介したい。 経歴 ・名前 福島正則、市松(幼名) ・生誕 15… 続きを読む
★映画 14 7月 2020 ベトナム後遺症に悩まされる青年の姿を描いた『タクシー・ドライバー』 ★懐かしい洋画シリーズ、ロバート・デニーロ主演 ・題名 『タクシー・ドライバー』 ・公開 1976年米国 ・配給 コロムビア映画 ・監督 マーティン・スコセッシ ・製作 マイケル・フィリップス、ジュリア・フィリップス ・脚… 続きを読む