日本年金機構から届いた、不可解な通知

今回は久々に、時事問題を取り上げたい。テーマは、以前俎上に挙げた、「年金」について。

年金と言えば過去、既に破綻寸前と述べたが、破綻するのにも理由があるというのを例を示して説明したい。

 

先日届いた、不思議な通知

皆様、ごく当たり前なご質問を致しますが、「国民年金」をご存じでしょうか?

皆様のご返事は、当然「知ってますよ」だと思われます。

 

今回の議題にしたのは、その「国民年金」についてです。

年金と言えば「厚生年金」「国民年金」の二つだと思います。

 

今回「国民年金」にしたのは、先日私が体験した、不可解な出来事を述べたいと思ったからです。

 

その不可解な出来事を云えば、ある一通の郵便が私の手元に届いたのが発端でした。

その通知とは。

 

端的に述べれば、年金機構から(おそらく下請けと思われる)届いた、

 言葉は丁寧だが、やや脅しにも近い文章ともとれる 、一枚の通知が届いたからです。

その通知の内容とは。

 

ズバリ、或る月が(具体的には8月)、 未納となっています との通知。

私にしてみれば、思わず「はて」と思わざるを得なかった。

 

何故、「はて」と思わざるを得なかったと云えば、私は毎年国民年金の納付書(正確には、国民年金保険料納付書)が送られてきた後、納付期限に従い、年金を納めてきたからです。

 

サラリーマンの方には、なかなか馴染みが薄いかもしれませんが(正社員であれば、毎月の給料から、自動的に天引きされる)、個人事業主であれば、毎年国民年金保険料納付書が郵送され、それを納める仕組みになっています。

 

但し、年により無収入であったり、諸般の都合で免除される事もあります。

しかし今回は納付する事が前提の為、免除の事例は省きます。

つまり今回の議題は、私は一年を通し送られてくる納付書通り納めている筈なのに、何故未納の通知が送られてきたのかと云う事です。

 

結論を先に述べますが、今回未納通知が来た原因は、未納となった8月の納付書が存在しなかった事に起因します。

こう書いても、はて何の事だが、皆様には全く理解できないと思います。

 

それもその筈。実は未納通知が来た私でさえ、初めはなんの事か分からず、狐につままれたような気がしました。

原因が何なのか分からないまま色々調べてみれば、或る一つの結果に突き当たりました。

その結果とは。

 

それは毎年、年金機構から送られてくる納付書の中に、事もあろうに、8月分の納付書が抜けていたという判断に落ち着きました。

 

斯う書いても、正社員で天引きされている方は、ピンとこないと思います。

つまり非正社員であれば、毎年国民年金保険料納付書が送られ、それを期限までに納付しなければなりません。

 

簡単に言えば、個人事業主(非正社員の人間)は、年金機構から送られてくる国民年金保険料納付書の期日通り、年金を収めなければならないと云う事です。

当然納付書は、納めなければならない月から順番となり、納付する事に納付書が減っていくことになります。

 

処が、順番と思っていたが納付書が、一枚でも欠損していたとすれば。

まず普通の人間であれば、役所から送られてくる書類に間違いないと思い、疑う事はしないと思います。

現に今回の私が、そうでした。

手元の送られてきた納付書に間違いないと思い、納付書の順番通り使用。

年金を納めてきました。

 

当然ながら何年も納め、今迄間違いがなかった為、何の疑いもなく、今回も上から順番に納付書を使い、年金を納めました。

処が今年に限り、8月分が欠損し、欠損しているともしらず、順番に納付書を使用していました。

 

その結果が、今回の8月分の未納の通知と云う事です。

なにか狐につままれたような話でした。

てっきり収めたつもりの筈が、何と未納通知。

 

何度調べても、此方に落ち度はないが、未納の通知。

つまり役所が8月分の納付書を入れ忘れていた事による(おそらく年金機構から委託を受けた民間組織)、未納扱いの通知。

なんだが、やりきれない思いがした。

 

実は今回が初めてでない、年金機構

私が年金に対し不快な思いをしたのは、此れが初めてではない。

過去の第一次安倍政権内閣時、年金記帳の杜撰さが世間に暴露された際、その時私も年金に対し、大きな不信感を抱いた。

実は私は、年金の杜撰さが世間に知れ渡る以前から年金の対し、大きな不信感を抱いていた。

 

その不信感とは。

今回のメインテーマは年金だが、年金は大きく分け(現役世代)、主に「国民年金」「厚生年金」に分けられる。

私が年金に対し、大いなる不信感を抱いた理由はは、厚生年金に対し不信感を抱いたのが、きっかけだった。

 

厚生年金で不信感を抱いた理由とは。

私は大学を卒業後、5年近く、サラリーマンをやっていた。

僅か5年だが、その5年間に、一度転職した。

もっと分かり易く言えば、新卒後、5年間で2回の正社員の経験があったと云えば、分かり易かもしれない。

 

一度目の就職は、約1年半。二度目の就職は、約3年半の期間だった。

二度目の退職後、役所から送られてきた書類に目を通した際、最初の会社の厚生年金の加入期間が、欠損している事に気がついた。

 

私は気づきはしたが、当時はまだ二十代で、年金などまだまだ先の事と思い、何れ訂正すればよいだろうと思い、訂正する気にもならなかった。

然程、気にも留めていなかったとも云え様。

 

しかし第一次安倍内閣時にて、年金の杜撰さが公になり、ねんきん通知便なるもが手元に届いた際、漸く欠損期間を訂正すべく、社会年金事務所を訪れた。

私はその時のやり取りは、いまでもハッキリ記憶している。

 

当時は大きな社会問題となっていた為、年金記録を確認する多くの国民が事務所を訪れ、多くの人でごった返していた。

その為、長い時間待たされた挙句、対応した社会保険事務所の人間が呟いた言葉は、

なんの抑揚もなく、且つ何の悪びれる様子もなく、そして一言の謝罪もなく、事務的に

 「抜けていました」 の一言だった。

 

繰り返すが、それは何の感情もなく、悪びれる様子もなく、一言呟いただけだった。

その時私は、改めて年金制度のいい加減さ、杜撰さを実感した。

 

今回は偶々問題になり、公になっただけであり、もし公にならなければ、この体質が永遠と続いていたに違いない。

 

私も欠損期間に気づいていたが、もし自ら訂正する為に社会保険事務所を訪れなければ、おそらく闇に埋もれていた可能性が高い。

もし当時、年金の杜撰さが発覚しなければ、おそらく欠損していた事実を証明するのに甚大な労力と時間を要したと思われる。

当時たまたま事が大きくなった為、私はこれが良い機会と思い、社会保険事務所を訪れ、欠損期間を修正した。

 

因みに何故、私の厚生年金の加入期間が欠損していたのかを推測すれば、おそらく私が新卒で就職した際、初めて配属された先が、新潟支店だった事が原因だったと思われる。

私は新卒で初めて配属された先が、全く縁もゆかりもない新潟支店だった。

新潟支店に配属後、私は支店を一年半勤めた後に退職した。

 

退職後、私は故郷に帰り、地元の会社に就職した。

おそらくこの時、新潟の社会保険事務所と地元の社会保険事務所の引き継ぎが、上手くいってなかったのではないかと推測する。

 

もっと端的に述べれば、

新潟の社会保険事務所が、地元の社会保険事務所に連絡してなかったのが原因。

 

此処にも改めて、社会保険事務所のいい加減さが分かる。

第一次安倍内閣時、年金が問題となる以前、当時の厚生省(現在の厚生労働省)は、

 「年金は全国どこでも一律のサービスが受けられ、抜けがない」 が謳い文句だった。

 

だが蓋を開ければ、ズタズタ、ボロボロだったのが露呈した。

改めて振り返れば、実は年金制度は創設された当初から、いい加減な運営がなされていたのではなかろうとと思わざるをえない。

 

今考えれば、それほど杜撰な制度と運営だったのではないかと思われる。

そんな杜撰な制度・運営である為、年金は管轄する中央政府(厚生省)の役人と政治家、更にそれに群がる利益集団(外郭団体、天下り先、民間起業等)に、食い物にされたと思う。

以前世間を騒がせた、数々の不祥事、無駄遣いなど。

そうでなければ、理由が付かない。

 

更に不可解な、電話での対応

何はともあれ、8月分が未納の為、納めざるを得ないと思い、通知書にある年金加入者ダイヤルに電話した処、此れがまだお粗末。

 

何がお粗末かと言うと、フリーダイヤルかと思えば、何と通話は有料。確か15秒ごとに10円かかるとのアナウンスがあった。

そして出たオペレーターの対応が、又不可解。

マニュアル通りの対応かもしれないが、本人確認の為と称し、はるばる住所・氏名・年齢・生年月日を事細かく聞かれ、ここ十年住所変更の有無、固定電話を悠長に聞かれ、挙句に連絡があれば固定電話に連絡しますとの有様。

 

因みに現在、私は仕事中。固定電話に連絡をされても連絡が付かないのは常識。今日の社会情勢において、携帯電話での連絡は当たり前の世界。

何を今更との感が拭いきれなかった。

 

更に私を怒らせたのは、上記の会話で既に3,4分の時間を要していたが、次にオペレーターが述べたのは、 「本人確認の為、厚生年金に加入していた時期を教えて下さい」 と告げた時。

 

前述した本人確認で既にイライラしていた私は、この発言を聞き、怒りが爆発。相手の言葉を遮り、

 

 「其方の不手際で8月分の国民年金納付書が欠損していたにも関わらず、厚生年金の加入期間を教えてくれとはどういう事ですか」 

 

更には

 

 「通話で此方通話料が掛かっているのだから、すんなり8月分の納付書を送ってくれればいいだけです」 

 

と半ば呆れ、半ば怒りがちに相手に告げた。

 

相手は流石にこちらの剣幕に圧倒されたのか、其の後はこちらが述べるままの内容を答え、要件が住んだ為、私は直ぐに電話を切った。

 

この一連の流れを見ても、改めて年金運営の杜撰さが見て取れる。

対応したオペレーターは恐らく正規職員でなく、ただの非常勤だと思われ、若干気の毒に思ったが、しかし改めて年金機構のいい加減さが確認できる出来事だと実感した。

 

本当に年金に関しては、皆様も良い体験をした事が少ないと思う。

寧ろ、 不快な思いをした経験の方が多いのではないか と思われる。

 

以前年金に関するブログで何度も述べたが、年金制度のダメな処。

それは 「誰一人が、納得した制度ではない」と云う事。 

 

つまり世代感でそれぞれ不平不満があり、誰も有難みを感じていない制度と言える。

 

もし得をした人がいるとすれば繰り返すが、それは年金を食い物にした政府役人・政治家、それに群がった利益集団の人達と思われる。

上記に挙げた人たちに年金は吸い尽くされ、今では全く意味をなさない制度に成り果ててしまったと断言できる。

 

此れも過去に何度も述べたが、もう既に年金制度は意味をなさない為、一度解体。

その後、新たに作りなおした方が良いと思う。

解体するに際し、今迄払った金額を本人に返還。

政府が新たに年金制度を作り、国民が納得したした上で任意で加入を求めればよいと思う。

 

勿論、未加入の人間がいても結構。それも一つの選択。

現に払っていない人も、かなりいる。

そんな人たちに将来どうするのかと尋ねた処、どこかの総理ではないが、「最後は生活保護がある」と平気で述べていた。

そんな気構えの人達なので、年金など払う気など微塵もないものと思われる。

 

年金制度の将来

長々と述べてきたが、結局年金制度は既に破綻寸前。将来的に破産。或いは、デフォルトの可能性が非常に高い。

何故そう言い切れるにかと言えば、此れも過去何度も述べているが、実は私は団塊二世。この世代が一番、現在の年金制度を支えている世代。

この世代が今、働き盛りを終え、引退へと近づきつつある世代。この世代が進学、就職、結婚、子育てにおいて、一番損をしている世代とハッキリ断言する。

 

自分の人生を振り返った時、しみじみとその事を実感する。本当に「損をした世代」だと思う。

同世代の方であれば、納得がいくと思います。

 

この世代があと10年すれば、殆どの方が現役生活を終え、退職。還暦を迎え、老齢と言われる時期に差し掛かります

年金が貰えるようになるまで65才。一番年金を支えている世代が年金が支給される頃、果たし年金受給が可能かどうかは、甚だ微妙。

 

結論を先に述べれば、私はムリと予測する。

今でさえ不足している状況下で、支えていた世代が貰える頃、当然年金が足りない為、受給が不可能か、大幅な減額と思われる。

今でさえ年金のみで生活が苦しい状態で、減額されば、到底生活はできない。

そうなると、どうなるのか。此れタブーだが、おそらく「安楽死」の議題が浮上してくると思われる。

 

つまり多くなった人間を減らす為には、やはり減らすしかない。減らすためには、合法的に安楽死しか選択肢はないと思う。

此れは誰が切り出すのか分からないが、何れ必ず国会で論議・法案化されると予測する。

 

何はともあれ、改めて年金の杜撰さを実感すると共に、安楽死にまで言及したが、いつも思うがやはり年金制度は出鱈目で、既に自浄作用はなく、将来的に破綻すると思われる。

 

年金機構の早期の、解体を改めて望む。

 

(文中敬称略)