日本人

ありふれた一人の日本人として日頃、思った事・感じた事などをありのままに述べてみたいと思い、ブログを立ち上げました。新元号にちなんで付けたブログ名です。宜しければ、お立ち寄りください。
一度は主君、家康に背いた知将『本多正信』 ★歴史

一度は主君、家康に背いた知将『本多正信』

戦国時代、主家を裏切り他家に臣従するのは日常茶飯事だった。それは御家存続、己の欲の為と理由は様々。 今回紹介する武将はそのような理由ではなく、己の主義主張の為、主家を裏切った。   簡単に言えば、当時流行した宗教(一向宗)に傾倒。その為、一度は主家を出奔。主家に弓轢いたのである。 &nbs…
真面目な男が、一度道を踏み外した時 松本清張『坂道の家』 ★書物・雑誌

真面目な男が、一度道を踏み外した時 松本清張『坂道の家』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名        『坂道の家』 ・新潮社        新潮文庫 ・昭和         昭和46年10月 発行 【「黒い画集」内】 ・発表        「週刊朝日」 昭和34年1月4日号~4月19日号    登場人物 ◆杉田りえ子 杉田り…
物事を卒なく熟す、信長の重臣『丹羽長秀』 ★歴史

物事を卒なく熟す、信長の重臣『丹羽長秀』

今回は信長の重臣の一人、『丹羽長秀』を取り上げたい。 丹羽長秀を書くにあたり意外に思ったのは、長秀について書かれた資料があまり多くない。 信長の重臣で在り乍、何故かと考えた挙句、ある結論に達した。   後述するが、長秀は物事を卒なく熟す人物であった為、反ってあまり際立ったエピソードが少ない…
沈みゆく船中、人の愛憎を描いた作品『ポセイドン・アドベンチャー』 ★映画

沈みゆく船中、人の愛憎を描いた作品『ポセイドン・アドベンチャー』

★懐かしい洋画シリーズ   ・題名    『ポセイドン・アドベンチャー』 ・公開    1972年 米国 ・提供    20世紀フォックス      ・監督    ロナルド・ニーム ・製作    アーウィン・アレン ・脚本    スターリング・シリファント、ウェンデル・メイズ  …
自殺幇助、それとも殺人 松本清張『紐』 ★書物・雑誌

自殺幇助、それとも殺人 松本清張『紐』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名         『紐』 ・新潮社        新潮文庫 ・昭和         昭和46年10月 発行 【「黒い画集」内】 ・発表         「週刊朝日」 昭和34年6月14号~8月30日号      登場人物 ◆田村係長 警視庁…
中途半端な態度で、身を滅ぼした男『増田長盛』 ★歴史

中途半端な態度で、身を滅ぼした男『増田長盛』

皆様の周りに、自分は上手く立ち回っているように思っているが、実はその態度が皆から嫌われ、挙句に自分の身を滅ばした人間、或いは著しく評価を下げている人物はいないだろうか。   今回、戦国時代にて自己保身に走った末、身を滅ぼした人物を紹介したい。 戦国の武勇伝が華やかな時代に、何故この様な人間…
ブログを始め、一年以上を経過。初めてコメントを頂きました ★時事問題

ブログを始め、一年以上を経過。初めてコメントを頂きました

私がブログを始め既に、一年半が経過しようとしています。 一年以上経過して、今迄コメントを頂いた事はありませんでしたが、つい先日初めてコメントを頂きました。 因みに私はコメントが寄せらた場合、コメントの公開は(私本人の)認証制にしています。   コメントの大まかな内容は、私がブログ開始当初は…
尾行・カーチェイス等、名シーン満載 『フレンチ・コネクション』 ★映画

尾行・カーチェイス等、名シーン満載 『フレンチ・コネクション』

★息つく暇もないストーリーと、スリリングな展開の映画   ・題名      『フレンチ・コネクション』(The French Connection) ・公開      1971年 米国 ・配給      20世紀フォックス    ・監督      ウィリアム・フリードキン ・製作     …
流れ着いた腐乱死体。正確な死亡推定時刻は 松本清張『巨人の磯』 ★書物・雑誌

流れ着いた腐乱死体。正確な死亡推定時刻は 松本清張『巨人の磯』

★松本清張短編小説シリーズ   ・題名       『巨人の磯』 ・新潮社       新潮文庫 ・昭和        昭和51年 5月 発行 【「巨人の磯」内】 ・発表        小説新潮(1970年10月号)   登場人物 ◆清水泰雄 九州出身の法医学教授。仙台で開かれた…
猪突猛進、「武」はあるが「智」が欠けていた武将『福島正則』 ★歴史

猪突猛進、「武」はあるが「智」が欠けていた武将『福島正則』

今回、以前紹介した『柴田勝家』に似たタイプの武将(大名)を紹介したい。 似たタイプと敢えて表記したのは、武将の「武」の部分は一流だが、「知」の部分になれば、少し欠けていたのではないかと思われる為。 早速、本人を紹介したい。   経歴 ・名前    福島正則、市松(幼名) ・生誕    15…
ベトナム後遺症に悩まされる青年の姿を描いた『タクシー・ドライバー』 ★映画

ベトナム後遺症に悩まされる青年の姿を描いた『タクシー・ドライバー』

★懐かしい洋画シリーズ、ロバート・デニーロ主演   ・題名      『タクシー・ドライバー』     ・公開      1976年米国 ・配給      コロムビア映画    ・監督      マーティン・スコセッシ ・製作      マイケル・フィリップス、ジュリア・フィリップス ・脚…
籤を引いた「穢れ」の意識が、そうさせたのか 松本清張『赤いくじ』 ★書物・雑誌

籤を引いた「穢れ」の意識が、そうさせたのか 松本清張『赤いくじ』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名       『赤いくじ』 ・新潮社       新潮文庫 ・昭和        昭和40年6月 発行 【或る「小倉日記」伝内】 ・発表        オール讀物(1954年3月~1955年6月)   登場人物 ◆塚西恵美子 夫は道庁の役人…
裏切りの名人、それとも変わり身の達人? 色々主君を変えた『藤堂高虎』 ★歴史

裏切りの名人、それとも変わり身の達人? 色々主君を変えた『藤堂高虎』

戦国時代は生き残る為、裏切りが当たり前だった。 その中でも仕える主君を色々変え、生き残った人物がいる。 その名は、『藤堂高虎』。今回は、その高虎にスポットを当ててみたい。   経歴 ・名前    藤堂高虎、与吉(幼名)、藤堂与右衛門 ・生誕    1556(弘治2)年(誕)~1630(寛永…
自動車事故の被害者になった時、甚だ感じた矛盾 ★時事問題

自動車事故の被害者になった時、甚だ感じた矛盾

突然ですが皆様、自動車を保有した事がおありでしょうか。 私は現在地方に在住の為、車が無ければ生活がほぼ不可能な環境にいます。 社会人となってからは、車を保有していない時期がありません。 それ程地方に取り、車は身近な存在であり、生活になくてはならないものです。   しかし必需品であるからこそ…
掴み処のない若者を描いた作品 松田優作主演『野獣死すべし』 ★映画

掴み処のない若者を描いた作品 松田優作主演『野獣死すべし』

今回は、久しぶりに懐かしい邦画を見ました。新型ウイルスで不要不急の外出は自粛中でしたので、20年以上は見ていなかった映画になります。 松田優作主演、『野獣死すべし』です。   ・題名      『野獣死すべし』 ・監督         村川透 ・脚本      丸山昇一 ・製作      …