★歴史 29 5月 2020 複雑に絡む3人の関係 斎藤利三、お福(春日局)、稲葉正成 いつもであれば、歴史上の人物を一人ずつ紹介するが、今回は珍しく一挙に3人紹介したい。 何故3人なのかと云えば、3人の関係が互いに絡みあい、複雑な様相を呈している為。 その3人とは斉藤利三、お福(後の春日局)、稲葉正成。 歴史好きな方であれば、3人の名前を聞いただけで、ピンとくると思う。… 続きを読む
★書物・雑誌 26 5月 2020 美談なのか、それとも皮肉なのか 森鴎外『護持院原の敵討』 ★森鴎外 短編小説 ・題名 『護持院原の敵討』 ・作者 森鴎外 ・発表 大正2年10月 ・筑摩書房 ちくま日本文学全集 1992年 2月発行 登場人物 ◆山本三右衛門 播磨の国、姫路城主酒井忠実に仕える侍。役… 続きを読む
★書物・雑誌 23 5月 2020 人事における逆恨み 松本清張『偶数』 ★松本清張 短編小説シリーズ ・題名 『偶数』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和40年 7月発行 『駅路』内 登場人物 ◆城野光夫 大手一流会社の社員。調査の副課長であるが、会社中では閑職に近い。 自分が七年近く閑職に追いやら得て… 続きを読む
★書物・雑誌 20 5月 2020 死亡推定時刻の僅かなズレ 松本清張『誤差』 ★松本清張 短編小説シリーズ ・題名 『誤差』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和40年 7月発行 『駅路』内 登場人物 ◆大村青年 結核を患い、夏の初めから温泉地で湯治している、地方地主の小倅。 湯治場で、川田屋の女中ふみ江と懇ろにな… 続きを読む
★歴史 17 5月 2020 情に厚い猛将だが、政治力の無さ故、敗れた武将『柴田勝家』 今回は、織田信長の宿老として有名な『柴田勝家』を取り挙げたい。 信長の統一事業で、欠かす事のできない武将の一人。 猛将でありながら、政治力な無さ故、同じ信長の配下で「人たらしの名人」と云われた羽柴秀吉に敗れた人物と云えるかもしれない。 経歴 ・名前 柴田勝家、権六郎… 続きを読む
★時事問題 14 5月 2020 新型コロナによる経済対策 効果があるのは? 最近はメディア全体が、新型コロナウイルス一色であるが、今回のブログもややもすればシリーズと化している、新型ウイルスについて述べたい。 今回は、経済対策について。 新型ウイルスに関しての経済対策 過去のブログにて、政府の新型ウイルスに対する経済政策について軽く述べた。 このブログをかいて… 続きを読む
★書物・雑誌 11 5月 2020 嫉妬に駆られ、侍女を殺害した美人詩家 森鴎外『魚玄機』 ★森鴎外 短編小説 ・題名 『魚玄機』 ・作者 森鴎外 ・大正4年(1915) 7月発表 ・筑摩書房 ちくま日本文学全集 1992年 2月発行 登場人物 ◆魚玄機(ぎょげんき) 名は魚、字は幼微… 続きを読む
★書物・雑誌 8 5月 2020 声の記憶 松本清張『声』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『声』 ・新潮社 新潮文庫 ・昭和40年 12月発行 傑作短編集(五)『張込み』内 登場人物 ◆高橋朝子 朝子は3年前迄、或る新聞社の電話交換手をしていた。 後に小谷茂雄と交際の末、結婚。新聞社… 続きを読む
★歴史 5 5月 2020 秀吉の二大軍師、もう一人は半兵衛『竹中半兵衛』 群雄割拠する戦国時代、天下統一を果たした豊臣(羽柴)秀吉。 彼の功績は今更語るに及ばないが、秀吉の功績を陰で支えた家臣がいた。 その家臣は主に智謀をもって君子に仕え、「軍師」と呼ばれた。 優れた英雄の傍には必ず、知恵を武器に主君を盛り立た家臣がいた。 秀吉も多分に漏れず、優れた軍師が二… 続きを読む
★書物・雑誌 2 5月 2020 会社の労組から縺れた関係 松本清張『鴉:からす』 ★松本清張短編小説シリーズ ・題名 『鴉』:からす ・株式会社双葉社 双葉文庫 松本清張ジャンル別作品集 社会派ミステリー ・2016年 12月発行 ・1962年 1月『週刊読売』掲載 登場人物 ◆浜島庄作 中堅家電メーカー「火星電器株式… 続きを読む