月: 2020年2月

サラリーマンの悲哀 松本清張『寒流』 ★書物・雑誌

サラリーマンの悲哀 松本清張『寒流』

★松本清張シリーズ 短編小説編   ・題名        『寒流』 ・新潮社       新潮文庫 【黒い画集】内  ・発行        昭和46年10月 ・発表        昭和34年 9月 週刊朝日9月6日号~11月29日号   登場人物 ◆沖野一郎 B銀行R支店に新しく…
芥川龍之介の世界観 『河童』 ★書物・雑誌

芥川龍之介の世界観 『河童』

★芥川龍之介の世界観 自殺間際の作品   ・題名        『河童』 ・副題        「どうか Kappa と発音して下さい。」 ・新潮社        新潮文庫   ・昭和43年      12月発行  ・発表         昭和2年3月  『改造』  ※1927年 &nbs…
商売の秘訣 ★時事問題

商売の秘訣

いきなりタイトルに「商売の秘訣」と書きましたが、別に此れから商売を始める人へのメッセージ・セミナー等ではありません。 全くの逆。動機は今迄、自分が商売側に上手く嵌られていた事実を述べたいと思った為。   嵌められたと言うよりも、商売とは元来此の様なモノだと、表現した方が的確かもしれません。…
世渡り上手な武将 『前田利家』 ★歴史

世渡り上手な武将 『前田利家』

目まぐるしく権力者が入れ替わる戦国時代。戦国時代に上手く立ち回り、現代でも使用される言葉の祖となった武将がいる。 『加賀百万石』と云う言葉。 実際百万石となったのは、利家の子利長の時代(関ヶ原以後)だが、その基礎を築いたのは紛れもなく前田利家。 今回、前田利家に焦点を当て、述べてみたい。  …
人類を脅かすウイルスの存在 『アウトブレイク』 ★映画

人類を脅かすウイルスの存在 『アウトブレイク』

年末年始から現在に至り、中国武漢市で発生した新型ウイルス(コロナウイルス)が、世界各国で猛威を奮っている。 日本は近隣諸国である為、発生地中国に次ぐ、世界第二位の感染国となった。一刻も早い事態の収拾が望まれる。 今回のウイルス騒動を見た時、ふと昔似た映画を見た記憶が蘇った。 それは1995年に公開さ…
死亡推定時刻の偽装 松本清張『留守宅の事件』 ★書物・雑誌

死亡推定時刻の偽装 松本清張『留守宅の事件』

★松本清張 短編小説シリーズ   ・題名      『留守宅の事件』 ・文藝春秋     文春文庫   ・発行       昭和51年 4月 ・昭和46年    5月  【小説現代】掲載   登場人物 ◆栗山敏夫 34歳で車のセールスマン。東北に出発後、自宅に戻るが妻宗子は不在。…
簡単な英単語 「月」の由来 ★教養・実践

簡単な英単語 「月」の由来

皆様、年が明け、早1ヵ月以上が経とうとしています。 暦が1ヵ月を過ぎ、カレンダーの1月を捲った時、ふと中学校時代に学習した2月の英単語が私の目に飛び込んできました。   懐かしいと思いつつ、12月までの月の単語を頭に浮かべた際、自分の記憶があやふやなのに気付きました。 今回振り返るには良い…
ジョディ・フォスターの体当たり演技 『告発の行方』 ★映画

ジョディ・フォスターの体当たり演技 『告発の行方』

★懐かしい洋画の名作 ジョディ・フォスター主演   ・題名    『告発の行方』 ・監督        ジョナサン・カプラン ・脚本    トム・トーパー ・製作    スタンリー・R・ジャッフェ、シェリー・ランシング ・公開     1988年 米国 ・音楽    ブラッド・フィーデル …
新型コロナウイルス蔓延中、感じた事 ★時事問題

新型コロナウイルス蔓延中、感じた事

年末年始にかけ、中国本土はおろか世界を震撼させつつある、新型コロナウイルス。 一刻も早い事態の収拾を望みたいが、ふと今回のウイルス蔓延に伴い、感じた事を述べたい。   10年以上前にもあった、新型ウイルス「サーズ」騒動 今回新たな伝染病「コロナウイルス」だが、実は10年以上前、似たような騒…
権謀術数蠢く戦国時代 地でいく男『毛利元就』 ★歴史

権謀術数蠢く戦国時代 地でいく男『毛利元就』

戦国時代、それは権謀術数が渦巻く社会であった。言葉通り、地でいった男がいた。 安芸国人領主の身分から、戦国時代「中国の雄」と称えられた毛利家の祖となった人物である。 名を『毛利元就』といった。 今回、毛利元就について述べてみたい。   経歴 ・名前    幼名(松寿丸)、多治比元就、毛利元…