面白い読み方をする漢字

目次

「た」行

 

【松明】たいまつ

・松の樹液が多い部分に竹、葦などを束ね、火を点け照明にしたもの。炬とも書く。

 

【幇間】たいこもち

・宴席で客の機嫌をとり、座を盛り上げる事をする行為。他人の機嫌をとり、世の中を上手に渡り歩く人間の事。

 

【金剛石】ダイアモンド

・宝石の一種。炭素の透明の結晶で、鉱物の中で最も硬く、光沢が美しい。

 

【手弱女】たおやめ

・しなやかで美しい女性。かよわい女性。

 

【内匠】たくみ

・昔、宮中にて建物、細工物をつくった職人。

 

【山車】だし

・祭礼の時、沢山の飾りをつけ、引き回す車の事。だんじり。

 

【手繦・襷】たすき

・斜め十文字の模様。片方の肩から、もう一方の肩に掛ける紐の事。

 

【田鶴】たず

・ツルの総称。

 

【三和土】たたき

・土、コンクリートで固めた台所や玄関の土間の事。

 

【殺陣】たて

・映画、演劇で斬り合いの場面、演技の事。立ち回り。

 

【仮令・縦令】たとえ

・たとえば、たいがい、おおよそ。

 

【田螺】たにし

・タニシ科の巻貝の総称。

 

【壁蝨】ダニ

・ダニ科の節足動物の総称。人畜に寄生、血を吸う。

 

【濁声・訛声】だみごえ

・にごった、耳障りの声。なまりの強い声。

 

【頑癬】たむし

・白癬の一種で、糸状菌の寄生により起こる皮膚病。

 

【躊躇う】ためらう

・決心がつかず、ぐずぐずする事。足踏みする。

 

【大夫】たゆう

・能、狂言などの芸の長。

 

【束子】たわし

・藁やシュロの毛などを束ねて作った、洗う為の道具。

 

【暗闘】だんまり

・くらやみの中で、無言でさぐりあい、立ち回りをする事。

 

【乾酪】チーズ

・牛の乳などを酵素で凝固させ、発酵させた食品。タンパク質、脂肪が豊富。

 

【窒扶斯】チフス

・細菌感染で起こる腸チフス、パラチフスなどの総称。

 

【卓袱台】ちゃぶだい

・折りたたみのできる短い脚の付いた食卓。

 

【哨吶】チャルメラ

・ラッパに似た楽器。屋台のラーメン、豆腐売り、焼き芋屋などが売る。

 

【丁髷】ちょんまげ

・江戸時代の男性の髪型の一種。

 

【縮緬】ちりめん

・絹織物の一種。縦糸によりのない生糸、横糸によりの強い生糸を使い、平織りにした後、ソーダを混ぜた石鹸液で煮沸、縮ませたもの。

 

【蹲踞】つくばい

・茶室の庭先などに据える石の手払い鉢の事。

 

【美人局】つつもたせ

・美人の娼妓を妻とみせかけ、少年を騙した犯罪。口実として、金品を巻き上げる等の犯罪行為を行う。

 

【海嘯】つなみ

・海底地震や噴火で、急に海岸を襲う高波の事。

 

【陰蝨】つぶじらみ

・毛じらみの別称。

 

【摘入】つみれ

・すり潰した魚肉につなぎの卵や、小麦粉などを入れてすり合わせ、少しずつつまみとり、ゆでた食品の事。

 

【旋風】つむじかぜ

・うずを巻いて強く吹く風。

 

【悪阻】つわり

・妊娠初期に起こる、吐き気や食欲不振などの症状。

 

【木偶】でく

・木彫りの人形。あやつり人形。

 

【天蚕糸】テグス

・テグスサンの幼虫の分泌物で作った透明な糸。釣り糸等に使う。

 

【手薬煉引く】てぐすねひく

・十分準備をして機会、敵などを待ち受ける事。

 

【梃子】てこ

・ある点を支点にして、そこを中心として小さなちからで、大きな力を得る方法。レバレッジ。

 

【丁稚】でっち

・商家、職人の家に奉公して雑務を熟し、仕事を覚える子供の事。

 

【田楽】でんがく

・平安時代の田植え祭りの舞楽。鎌倉、室町時代の田楽能として、発展した。

 

【春宮】とうぐう

・皇太子の住む宮殿の事。又は皇太子。東宮とも書く。

 

【心太・瓊脂】ところてん

・海藻のテングサを煮て溶かし、汁を型に流し込み、固めた食品。

 

【褞袍】どてら

・綿を入れた広そでの着物。防寒、寝具として用いる。

 

【濁酒】どぶろく

・発酵させただけで、滓をこしとらず白く濁った酒。

 

【響動く】どよめく

・音がひびき渡る。大きな声で騒ぐ。

 

【杜翁】トルストイ

・ロシアの小説家、思想家。「戦争と平和」「アンナ・カレーニア」などが有名。

 

【午砲】ドン

・1871年、明治4年9月9日、正午をしらせる為、空砲をうった。1929年、サイレンに代わるまで、使われた。「半ドン」と言う言葉は、ここから来た言葉。

 

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