ネット匿名サイト「ヤフーコメント」「旧2Ch・現5Ch」の長短所

匿名サイト、「ヤフーコメント」、「旧2Ch、現5Ch」等について

手軽に利用でききるが故、感じる匿名サイトの長短所。今回、何気に気になりました匿名サイトについて述べたいと思います。

 

匿名サイトの長所

先ず匿名サイトの長所を述べます。ブログも同じですが、本名を伏せ自由に意見、コメントなど書き込める事でしょうか。本名であれば、仕事に支障を来たす事もある為、匿名で影響なく書き込める点。

幾つかサイトを運営する上でも有利かもしれません。忌憚なく物が言える事が最大のメリットだと思います。作家・芸能人等のネーミングと同じ感覚でしょうか。

もう一つは素性を明かさず、いち個人として他人とネット上でやりとりできる点。コメントの書き込み、やりとりなどに便利だと思います。とくに若い女性など防犯の意味も含め、便利ではないでしょうか。

 

匿名サイトの短所

一方、匿名性故の短所もあります。多くの方は一度や二度、経験があると思います。スパム、迷惑、誹謗中傷、脅し、嫌がらせ、暴言、的外れ、頓珍漢、ストーカー的行為等のメール・コメントが来た事が。

最悪個人情報を突き止められ、ネット上に晒された方もいるかもしれません。

 

You Tube等の色々なチャンネルサイトのコメントを見た際、中には明らかに悪意・嫌がらせ等のコメントを見かける事があります。私はYou Tubeの場合、基本的に好意的なコメントしか書かない様にしています。また余程酷い内容でなければ、バッドボタンは押しません。

そもそも内容に興味なければ過ぐ立ち去ります。しかしYou Tubeは比較的モラルが良い方だと思いますが。

 


 

ヤフーコメントを書き込んだ際

次に以前ヤフーコメントを何度か書き込んだ時、面白い体験をしましたので、幾つか紹介したいと思います。ヤフーIDをお持ちの方でしたら、気軽に書き込める為、コメントを書き込んだ経験のある方もいると思いますが。

 

①面白い体験

客観的な事実のコメントを書き込んでも必ず、一定数の反対評価、反対意見の返信コメントが来る事。世の中、100%賛成の意見などありえない事実の証明

返信内容を見ても大概、論理破綻している事が多い。それなのに律儀に返信して来る方がいます。只の突発的・感情的行動なのかもしれませんが、おそらく好き嫌いで物事を判断していると思われます。

この件で一度、実験した事があります。実験方法は、スポーツ欄に終了した野球の試合結果を書き込み、その反応を見ました。既に結果が確定した事ですら、「そう思わない」と言う反対意見が見られました。

世の中には客観的事実を受け入る事ができない人間が一定数存在し、必ず反対意見を述べる人間がいるというのを理解する良い機会となりました。

 

②参考になった点

長所は、匿名の為、書き込んだ内容から判断して例えば非難されている側の人間が書き込んだコメント、又は自分が知らない、気付いていない情報を述べてくれたコメント。

具体例を挙げれば「年々訪日外国人数が増加しているが、年々京都を訪れる観光客が減少してきている」という記事が掲載された時、大概は京都在住でない方のコメントが多かったが、中には明らかに京都在住の方の意見と思われるコメントがあった事。

観光に行く側の意見、観光客を受ける側の意見が対比されていて、とても参考になった。此れ等は良い例の一つだと思います。匿名だからこそ言えるという点では。

 

③運営者に対する素朴な疑問

これは運営者に対する素朴な疑問ですが、同じ意見、同時間帯で書き込んだコメントでも掲載順位が違う事。

似た様な内容の意見だが評価が全く違う事。同じ記事内でのコメントで、一人は良い評価で、もう一人はあまり良くない評価がある事。

 

別の日に同じ内容のコメントを書き込んだが、極端に評価が良い日と悪い日に分かれる事。

書き込んだ時点で圧倒的に良い評価だったコメントが、後日見返すと、かなりの悪い評価が増えている事。

以前圧倒的に良かった評価がその後あまり伸びず、良くない評価がその倍近く増えていた時は、流石に疑問を感じた。

更に運営者側のコメント削除時の判断基準があいまい。似た内容のコメントでも削除されたり、削除されてなかったりする事がある。

 

④ジャンル・カテゴリーでかなり意見に隔たりがある事

コメントのカテゴリージャンルでかなり隔たり、更に同じジャンルでも年齢、性別でかなり違いが出る点。

例えばヤフーでスポーツ欄のコメントを書いた時、年齢間でかなり差が出ました。見解の相違と言うのでしょうか。野球・サッカー等、顕著かもしれません。世代間で物事の捉え方に、明確な違いがあると言う事ですね。

昔の既成事実を書き込んでも、全く違う認識で反応が反って来ることが多い。これはブランディングに関係するかもしれませんが。

 

政治・経済・社会等の分野では、ある程度見る層が限られ、似た様な思考をした方が書き込みますので、コメントにあまり隔たりがないのが特徴です。

初めは面白半分で書き込んでいたが、徐々に不快感・徒労感が募り、今ではコメントを見る時はあるが、書き込まなくなったのは事実。所詮、書き込んでも意味がないと悟った為。

 


 

以前2Chを見ていた時の感想

2Chに関しては、書き込んだ事は一度もありません。ただ興味本位で眺めていたのみ。今では見る事すらしてません。5Chに変わった事も知りませんでした。

理由は、僅かばかり参考になる意見コメントは存在したが、殆ど参考にならず又、意見交換の場などになりえず、ただ一方的に意見コメントを書きまくる場とかしていた為。

意見のコメントも甚だ偏り、揣摩憶測、不透明な内容、誹謗中傷、罵倒など多かった。

たいがい非難、貶しとなっていて論議など成り立たず、只の自己満足の場で、最後は互いに罵りあいになり、終了するのがパターンでした。

 

諺に「悪貨が良貨を駆逐する」とありますが、まさにその言葉通り。まともの人なら直に嫌気がさし、見るのを止めるでしょう。それだけ荒れていると言えます。もう10年以上、みていません。未だにあるのかも知りません。

何か基準、規約、取り締まるものがなければ荒れ果て、無法地帯になるという典型かもしれません。

此れが先程から述べている、匿名性の良くない点だと思います。そして世の中、悪い点は段々エスカレートし、終いには暴走し始めるのでしょう。

 

繰り返しますがブログも全く同じ事が言えると思います。勿論、運営する側、それに返信する側も同じ。互いに刺激し合うなら良いのですが、その反対でしたら決して良い方向に働くとは思えません。コメントを受ける側が気にしなければ良いだけに問題かもしれませんが。

You Tubeのコメントをみても、本人は決して悪意があって書き込んだのではなくても、運営者側には不快と感じられるコメントもあります。難しい処ですね。

 


 

今後の課題

今の若い方でしたら子供の頃からネット・携帯・SNS等が普及して、利用するのが当たり前の感覚で垣根が低くなり、感情の思いつくままコメントをするのかもしれません。

しかしこの事は若い方に限らないようです。ある記事では過激なコメントを書き込むのは世代は、結構40代に多いとの事。それを考えれば、書き込む方の人間性の問題かもしれません。

ブログ・You Tubeの場合、まだ運営者側でコメントを吟味し、公開非公開の判断で切る為、ある程度秩序が保てるかもしれません。一種の防衛策とも言えるでしょうか。

 

何はともあれ今後ネット社会が拡大こそすれ、縮小する事はないでしょう。ネットに変わる新技術が出現しない限り。私を含め皆さんが、より快適なネット生活・環境となるよう心がけたいものです。他の方に対する思いやりの気持ちを、決して忘れずに。