何か意図的な論点のズレを感じる、既存マスメディアの報道姿勢

令和7年3月11日、東京都新宿区高田馬場駅付近で、1人の若い女性が事件に巻き込まれた。

事件当初は痴情の縺れによる犯行かと思いきや、何やら事情は複雑な様子。

事件の概要は後述するが、私は事件を報道するマスコミに対し、或る疑問が湧いた。

今回は、その疑問について述べたい。

 

事件の概要

事件の概要は、22才の女性が生配信中、東京の高田馬場駅付近で事件に巻き込まれ落命した。

加害者の男性は栃木県在住、42才の男性。尚、2人は以前から顔見知りだったとの事。

 

事件の第一報を聞いた時、私は痴情による男女関係の縺れかと推測した。

犯人と思われる男性は、その場で逮捕。警察に身柄を拘束された。

続報が出るまで、私はありふれた事件と認識していた。

 

事件の背景と動機

処が事件の続報で、事情がかなり複雑だと云う事が判明した。

何が複雑かと云えば、事件はどうやら一方的に加害者が悪いのではなく、被害者にも問題があったと云う事実が浮かび上がってきた為。

 

参考までに、ブログを書いている現在(令和7年3月15日付)までに判明した事実を明記する。

2人は4年前から知り合いだった。男は栃木県、女は当時、山形県に住んでいた。

2人が知り合ったきっかけは、どうやらネットと思われる。報道では、ラインのやり取りが公表されていた。

 

何度かラインのやり取りする中に、男は女の勤める店に会いに行ったとの事。

当時男は38才、女は18才だった。暫くして、女は男に金の無心を始めた。

 

公表されたラインのやり取りは生々しく、どうやら女は何かにつけ、男に金の無心をしていた。

中には明らかに疑わしい理由で、男に金の無心をしていた。男は渋りながらも、ズルズル女に金を渡していた。

内容も又凄まじい。男がもう貸す金がないと女に告げると、女は消費者金融で金を借りて欲しいと男にねだった。

それに応じた男も問題だが、男は3社ほどからお金を借り、女に貸した。

金額は最終的に、約250万円になった。

 

遂に男は女に対し、金の返済を迫った。しかし女は全く返済する意思はなく、男の催促を無視した。

男は仕方なく、返還訴訟裁判を起こした(民事裁判)。

民事裁判の結果、裁判所は男の訴えを認め、女に返済義務を命ずる判決を下した。

 

ここまで読まれた方は女が敗訴後、借金の返済に応じたと思われるかもしれない。

しかし女は判決を無視。男に金を返済しなかった。その後どうなったのかは分からない。

 

だが女は被害者と出会った4年後、東京で生配信者となり、恋人と同棲していた。

因みに女は山形にいた18才の時、未婚で出産している。当時子供は、施設に預けられていたとの事。

現在、その子供がどうなったかは分からない。

 

東京で女は、なかなかの生活をしていた。恋人と海外旅行に行く事もあったようだ。

或る報道によれば、生配信者として月約100万円ほど、稼いでいたとの事。

 

ここまで分かっている情報を知った時、皆さんはどう思われたでしょうか。

被害者に鞭打つ訳ではないが、ある種の違和感を覚えたと思う。

その違和感を言葉に表せばブログ的に支障がある為、敢えて文字にしないが。

おそらく同じ考えだと思います。

 

一方、加害者の男性は生活苦で、1年程前から現在の住まいに移った。

家賃約3万円の賃貸も、或る支援団体の世話だそうです。

その賃貸も最寄りの駅からかなり離れていた。男は地方暮らしだが、車を所持していなかった。

 

ここまで読めば鋭い方ならば、此れは昔からある手法。

あまり冴えない中年男性が若い女に入れあげ、金品を与え没落する話。

軈て男は自らの愚かな行為に気づき、今迄渡した金品の返還を女に迫ったが、女が拒否したと云う事。

女が男に対し疑似恋愛を持ち掛け、男から金品を巻き上げる典型なパターン。

 

夜の商売は、大概このパターンでなかろうか。

勘違いした男は女に金品を貢ぐが、女は男に対し恋愛感情などサラサラない。

興味があるのは男が運んで来る金品のみ。金がなくなればもう用済み。

その上、大抵の女には若い恋人がいる。過去に紹介した松本清張の「坂道の家」は、まさにこの例。

最も「坂道の家」は、しつこく付きまとった中年男性は殺害されたが。今回は女性が被害者。

 

事件の加害者は裁判で勝訴後、女に金の返済を迫るが、女は無視。

更に女は生配信で、加害者の男に投げ銭を要求。

男は女の要求に対し、毎月約10万円ほど、投げ銭をしていた。

 

ここまで来れば、もはや被害者の女性は加害者の男性を、都合のよい「金蔓」としか見ていなかった。

加害者の男性が金の返済をラインでしたが、女はすかさず男の通信をブロック。

女は加害者の男性に対し、全く誠意をみせず、返済もしなかった。

 

加害者の男性とすれば、成す術もなく、次第に怒り心頭。遂に爆発した。

 事件は起こるべきして、起こった と云える。

断っておくが、私は手を下した加害者を擁護する気はない。

被害者側にも、問題があったのではないかと云ってるだけ。

 

今回の事件は「痴情の縺れと、金銭の縺れ」。此れを明確にしなければならない。

何故長々と事件の状況を説明したかと言えば、次に話す事と明確に区別しなければならない為。

その理由を説明したい。

 

事件を報じたマスコミ側の姿勢

今回私が既存マスコミに疑問を感じたのは、報道に対する姿勢。

つまり、今回の事件を報道するにあたり、既存マスコミは意図的に論点をズラしているような気がした。

何故かと云えば、今回の事件は前章で述べた通り、「男女間と金銭の縺れ」が原因。

昔からあったイザコザが、現代風に形を変えただけ。

 

処がマスコミは、事件の原因は「男女間の縺れと金銭トラブル」に焦点を当てず、SNSと投げ銭に問題があるような報道をした。

 

恰も世間に対し、SNS(ネット)に問題があるかのような世論に誘導する動きをした。

 

あまり既存マスコミの報道に疑問を持たない方であれば、ピンとこないかもしれない。

更に情報取得の方法が新聞やTVに偏っている方であれば、全く疑問が湧かないかもしれない。

敢えて含みのある言い方をしたが。

過去に私のブログを読まれ方であれば、私の言いたい事が分かると思います。

 

既存マスコミはフジTVの騒動で象徴されるように、今ではネットにその立場を奪われつつある。

既存マスコミは嘗ては特権階級だったが、ネットの台頭で、今はその座から滑り落ちてしまった。

ネットに対し苦々しく、恨みつらみがある筈。必死に、過去の栄光を取り戻そうとしている様に見える。

あがきとも云うべきか。

 

既存マスコミと同じ考えなのが、此れも以前ブログで述べたが、政治家を始めとした政府関係者たち。

彼等も既存マスコミも同じ。

互いに補完し合い、互恵関係を築き、発展して来た。互いは、一連托生だった。

 

その牙城がネットの出現で崩れた。その為、政府も既存マスコミも、ネットを監視するのに躍起となっている。

関連の動きが、3月11日の閣議で決定した、「情報流通プラットフォーム対処法」。通称「情プラ法」。

此れに関しては、後日改めて言及したい。

 

結局既存マスコミは、事件を単なる「男女間と金銭の縺れ」で終わらせるのでなく、事件の起きた背景には今流行りのSNSと、投げ銭に論点を落とし込めたいという意図が見え隠れする。

よく今回の事件を俯瞰すれば、ネツトの反応と既存マスコミの反応が、全く異なっているのが分かる。

 

専門家や評論家の見解も、見ていて面白い。どちらのメディアに登場し、どのような解説をするのか。

視聴者は詳しく見比べれば、その違いが分かると思う。

つまり何方のメディアの味方をするかで、その人物の立ち位置が分かると云う事。

 

既存マスコミの報道を持ち上げる人間は、既存マスコミに恩恵を受けている人間。又は、政府寄りの人間。

事件とSNSを区別して解説する人間は、既存マスコミから恩恵を受けていない人間。

 

昔から政府に都合のよい意見を述べる人間を「御用学者」といったものだが、まさにそれが当て嵌まる。

報道の解説をする人間をよく観察すれば、自ずと何方よりの人間かが分かる。

今後の判断材料になるかと思う。

 

今回の問題点

以前から述べているが、既存マスコミは所詮、「商業ジャーナリズム」。

自分達の有利な方向で、報道の本質を捻じ曲げる。決して今回が初めてでない。

実は以前からずっとやっていた手法。私もそれを理解するまで、かなり時間を要した。

30才位で、漸くその事を知った。それ迄、マスコミは絶対に嘘はつかないと信じていた。

 

処がこの事実を知った後、マスコミは平気で自らの都合で世論を誘導。

恣意的な報道をするという事を理解した。

 

今回の事件の報道も、詳しく報道を見つめれば、何やら既存マスコミの狙いが透けて見える。

何か今回の事件は、既存マスコミの問題点を改めて浮き彫りにした事件と思われた。

この事件は今後、新たな情報が出次第、改めて解説したい。

 

(文中敬称略)

 

追記

(令和7年3月17日付)

後の情報によれば、どうやら被害者女性は、加害者の男性以外の他の数人からお金を借りていた。

何となく私生活が荒れていた事が分かる。

被害者の情報を分析した結果、どうやら被害者の女性は自責思考でなく、他責思考の人間のようだ。

あくまでも私見だが、これだけ事件後、被害者に同情が集まらないのも珍しい。

 

一応、海外旅行にいったという情報は間違いで、国内の有名なテーマパークだった。

どうやらSNSで、誤解を招いた模様。

配信者は若い人にありがちな、自分を大きく見せようとして虚栄で海外風に見せた様子。

それを観た視聴者が、海外と勘違いした。何れにしても、あまり事件とは関係ない。

 

事件の要因は、あくまでも金の貸し借りと男女間の縺れの為。

最後は加害者も金の返済のみを被害者に要求。相手に対し、恋愛感情は薄れていたようだ。

 

(令和7年3月18日付)

被害者の婚約者と名乗る人物が表に出てきて、被害者との関係と経緯を説明した。

告白した内容によれば、どうやら本当に前述した松本清張の「坂道の家」と似た様相。

ややもすれば、被害者が山形から東京に出て来た理由や、女が男に対して取った行動を指南していたようにも見えた。

 

結局、若い男が若い女を使い、中年男性から金を巻き上げるといった形が、はっきり浮かび上がってきた。

ブログ上、あまり過激な事は書けない為、皆様には察して頂きたい。

何かやりきれない、後味の悪い事件。

今回に関して被害者ではなく、加害者に同情が集まる珍しい現象。

 

因みに既存マスコミは初めは大々的に報道したが、事件背景が自分達の意図と反する状況と世論になるに連れ、早々に事件の後追いをしなくなった。

既存マスコミは被害者に同情が集まる事で、 SNSと投げ銭が悪い という流れを作りたかったが、被害者と加害者の関係が明確になるに連れ、徐々に被害者の人間性に問題があり、あまり同情が集まらなくなった為、フィードバックしたというのが実情。

 

此れが私が指摘する、既存マスコミの問題点。

自分達に何もメリットがなく、自分達が描く方向に事件が向かなかった時、早々に見切りをつけるやり方。

今迄何度も、行ってきた手法。皮肉にも既存マスコミが敵視するSNSの方が、情報の拡散と取得が早い。

 

婚約者と名乗る人物も、自ら進んでSNSに登場。見解を述べている。その内容には、甚だ疑問符が付くが。

若い世代ほど既存マスコミではなく、SNSに投稿しているのが、今のマスメディアの状況を物語っている。

つまり情報を発信する側も受ける側も、何時でも何処でもSNSで情報の取捨選択ができると云う事。

此れが、一番重要。

 

嘗て既存マスコミの近くで仕事をしていた時期がある。

その時、既存マスコミ関係者が述べていた言葉が、今でも鮮明に頭の中に焼き付いている。

それは

 

「大衆は愚かで情報を取得し検証する事ができない。その為、我々が大衆に読むべき情報を与え、教育している。つまり啓蒙と教化が我々の使命だ」と。

 

此れが偽ざる既存マスコミの心境。果たして皆様は、どう思われたでしょうか。

 

(令和7年3月21日付)

事件から10日経過したが、既存メディアでは、事件は殆ど沈静化された。

フリー中心の週刊誌等は、まだ後追いをしているが、既に材料は出尽くしたようにも見える。

ただ気になるのは、一部のメディアでコメンテイターが、加害者を擁護する世論に対し、非を唱える人物も現れた。

言論の自由で様々な意見があるのは否定しないが、大体加害者に対し厳しい意見を述べる人は、過去の経歴をみれば納得がいく。

厳しい意見を述べる人は大抵、過去に国側で働いた経験がある人が多いと気づいた。

嘗て国家権力(司法関係)の許で働いた事がある人、つまり元検事、元警察官等。

その人物の経歴を見た後、そうなるだろうな、と予測はついた。

 

私が述べたい事は、 加害者の起こした事件はよくないが、其処迄に至る過程に問題があったのでは 、と。

簡単に時系列に纏めれば、

 

①2022年、被害者は加害者から、多額の金を借りた(総額約250万円)。

②2023年8月、加害者が金の返済を求めるも被害者が返さない為、加害者は民事裁判を起こした。

③2023年12月、裁判の結果、被害者の敗訴が決定。裁判の際、被害者は法廷に出廷しなかった。

④2024年、裁判で敗訴後も、被害者は加害者に金の返済をしなかった。

⑤被害者は加害者の返済請求を完全に無視。其の後被害者は、SNSの配信を始めた。

⑥加害者は被害者のSNS配信中、返済のコメントをした。しかし被害者はコメントをブロック

⑦被害者は婚約者を伴い、被害者に対し、配信の邪魔をしないように逆に誓約書にサインを迫った。

⑧誓約書の内容は、もし加害者が配信中に返済コメントした際、邪魔したと見做し被害者に賠償金を支払う事。

⑨2025年1月、加害者と被害者立ち合いの下、被害者(返済者)の財産開示請求が行われたが、被害者の口座には、800円しかなかった。

その他、色々あるが、簡単に纏めればこんな処だろうか。

 

私が問題提起したいのは、③と④と⑨。

民事裁判で被害者が敗訴後、被害者は加害者に対し、返済する意思はなく完全に無視していた。

敗訴側が返済の意思がない場合、公的機関が強制的に加害者に返済する措置が執れなかったのかが問題。

 

財産開示請求が行われた時、この時代まさか口座に800円しかないというのがあり得ない。

立ち会った裁判所関係者と弁護士は、明らかに可笑しいと疑問を持たなかったのか。

もし持たなかったのであれば、仕事を遂行する上で、能力的に問題があると思う。

何故なら被害者は配信者として、月に約100万円近く収入があり、なかなかの生活をしている為。

 もし敗訴後、国が強制的に返済する措置があれば、最悪の事態は防げた 

 

結局、加害者は裁判で勝訴しても、何の意味もなかった。つまり、借りられ損という事。

此れが刑事裁判と民事裁判の違い。譬え民事裁判で勝訴しても、相手に返済意思、能力がなければお終い。

 

暫し殺人の被害者遺族が加害者遺族に対し、民事裁判で賠償請求をする。

しかし譬え民事で勝訴しても、相手に払う意思がなければそれまで。つまり泣き寝入り。此れが現実。

よく謂われる、民事裁判の限界と云われる所以。もし強制的に徴収するのであれば、再び弁護士の領域となる。

 

警察は何をしているのかと、主張する人もいるが、警察は基本的に民事不介入の原則。

刑事事件が起きなければ、何もできない。矛盾と思われるかもしれないが。

冗談でなく本当の事。

TVドラマの影響か、未だに警察や弁護士が正義の味方で何でもしてくれると思っている人がいる。

当然の事だが、弁護士は依頼主の為に働く。決して他人の為に働かない。

 

昔TV等で、弁護士がクロと思われる容疑者を裁判で無実を証明し、無罪を勝ち取るシーンがある。

おそらく、あの印象が強いのだと思う。しかしあれは完全なフィクション。現実にはあり得ない。

裁判に一生縁がない平穏無事な人生を送ってきた方であれば、信じるかもしれないが。

そういう方は、国選弁護人と私選弁護人の区別すら付いていない。

 

大概TVドラマでは視聴率を稼ぐ為、金銭的に余裕がなく、見ずぼらし格好をした無実の罪を着せられそうな人物が登場する。

裁判では殆ど勝ち目がないと思われ時、無罪と睨んだ正義感溢れる弁護士が出現。裁判で無罪を勝ち取るというパターン。

こんな感じだろうか。おそらくこの様な刷り込みがされているのだと思う。

 

例えば私の親や、周囲の人間など数人がこのような人達。嘘みたいな、本当の話。

私より上の世代の人ほど、その傾向が強いのではないだろうか。

明らかに刑事裁判と民事裁判の区別が分からない為、起こる勘違い。

 

加害者にすれば、あらゆる手は尽くしたが、結局何も功を成さずお金も戻って来ない。

最後には精神的に追い詰められ、恨みつらみが重なり、凶行に及んだと思われる。

加害者に対し、誰も力になれる人がいなかったという事が今回の悲劇を招いた。

 

くり返すが、私が言いたいのは民事裁判後、法的に被害者を返済する措置がなかったのかと。

法的な強制力がある徴収があれば、加害者もきっと事件を起こさなかった筈だ。

 

だいぶ時間が経ち、改めて冷静に事件を振り返った。

民事裁判後、警察は何もできないと云う件に関し、私にも意見がある。

警察は基本的に民事不介入だが、私は裁判はしていないが、似たような経験がある。少なくとも2回。

それは以前もブログで述べたが、自動車事故。つまり当て逃げの時。

 

当て逃げは過去に何度も経験したが、特に酷いのは目撃者もあり、犯人も特定されたが警察が事件性がないと判断した時。

自動車事故の事件性とは、事故が「人身事故か物損事故か」と云う事。

警察は人身ならば動くが、物損の場合、ただ事務的に事故処理をするのみ。

相手がいれば、後は当事者間で話合って下さいとの対応で終了する。此れも本当の話。

過去ブログで詳しく述べた為、此処では書かないが。

 

目撃者がいて犯人も特定されたが、警察は只逃げた人間の過失として処理したのが疑問だった。

二つの事故で、一つの目撃者は私本人だったが、当て逃げした人間は私の制しも聞かず、その場を走り去った。

事情を警察に説明し、現場を後にしたが、其の後警察からの連絡で私は不信感を抱いた。

 

警察の連絡では、本人に確認した処、当てた事に気づかなかったと。

警察はその言葉を信じ、本人に注意して終了した。因って物損の為、後は当事者同士で処理して下さい。

 相手には、あなたの名前と電話番号を教えましたので、連絡を待って下さい との事だった。

 

此処まで読まれた方は、私が言いたい事を理解して頂けると思う。

そうです、明らかに矛盾。当て逃げした人物と警察が。

警察は逃げた人間の証言を聴き、事件性はない。つまり当て逃げ(刑事事件)でない、と判断した。

 

警察は当て逃げした人間の言葉を鵜呑みにして、物損処理にした。物損のみの場合、基本的に民事となる。

更に私に何の承諾もなく、相手に私の名前と電話番号を教えた。そして相手からの連絡待つようとの指示。

逆に私が相手の名前と連絡先を聞いても、警察は個人情報を盾にとり拒否。

 

全く何方が被害者なのか分からない対応だった。因みに 待てど暮らせど、相手からの連絡はなかった 

つまり、当てられ損で終了。

大方の予想通り、当て逃げをした人間が、当て逃げした相手に連絡をする訳がない。

所詮、私が現場を目撃して呼び止めても、無視して走り去った人間の為。

 

長々と話ましたが、この構造は今回の事件と全く同じ。

「借りられ損」、「やられ損」と云う事。この言葉に尽きるのではないか。

 

結局、正直者が馬鹿を見る世の中が、可笑しいのではないかと言いたい。

本当に昨今、矛盾した出来事が多すぎる。これも政情不安と世間の閉塞感の表れ。

日本が可笑しくなっている証拠。

 

年収は上がらず、物価高。更なる増税。国民が怒るのも無理はない。私もその一人。

もうそろそろ国民の怒りの沸点が来ても可笑しくない。現代社会では暴動は非合法だが、合法では選挙がある。

この国は選挙で政治家・官僚に緊張感を持たす意味で、選挙に行き、何らかの意思表示をする。

政治家・官僚が国民の為に政治を行うよう、舵を取らせるべきだと切に願う。

 

(令和7年3月27日付)

報道記事によれば、被害者の女性は遺体の引き取り手がなく、墓地埋葬法に基づき、火葬されたとの事。

前述したが、関係者全てが不幸となる、後味の悪い結果となった。

やはり被害者側にも、何らかの問題があったと思われる。

 

事件前、司法は被害者と加害者に、何も効果を齎さなかった。

しかし皮肉にも事件発生後、加害者には殺人罪、亡くなった被害者には墓地埋葬法が適用された。

事件後に発揮される法律は、何の意味があるのか。改めて問うてみたい。

事件が起きるまでに、法律で何らかの解決が出来なかったのかと悔やまれる。

 

残された子供は、3才か4才。

物心がつき、この事件を理解できる年になった時、一体どのように感じるだろうか。