SNSサイトの現状と今後の課題。

昨今、何かと話題となるSNS。新しい手段であるが、課題も多い。
今回はSNSに関する話題を述べてみたい。
目次
巷に溢れる、数多くのSNS
現在、Google、YouTubeを始めとした、多くのSNSが巷に溢れている。
昔の代表的だったものは、「旧2Ch、現5Ch」だろうか。
私も以前、書き込んだ事はないが、閲覧した経験がある。
暇つぶしの感覚だったが、中にはなかなか鋭い意見を述べたコメントが見受けられた事もある。
しかし大概眺めていく中に、ある特定のユーザーが数人存在し。サイトを独占し始める。
最後は、互いに言い争いで終了する。お互い主張するのみで、歩み寄る事はしない。
検索サイト「ヤフー」にも、配信記事に対し、コメントを書き込む事ができる。
ヤフーコメントも匿名で手軽に書き込めるが故、中には暴言、誹謗中傷、差別偏見、的外れ、冷やかし、頓珍漢なコメントが見受けられる。
昔に比べ運営側がAIを駆使し、削除、或いは注意喚起を促しているが、まだまだ存在する。
匿名サイトのメリ・デメ
匿名サイトの長所は、私生活で世間の批判、或いは暴力の影響を受ける事なく、忌憚なく意見を書き込める事だろうか。
ブログも同じで、本名を伏せる事により、他人からの誹謗中傷、嫌がらせ、脅迫から逃れる事ができます。
本名を公表すれば、社会人であれば社会生活において、何かしら支障を来すおそれがある。
それを防ぐ意味もあろう。
更に一個人が他人と手軽にコミュニケーションのやり取りができる様になった処。
匿名でないがFacebook、インスタグラム等、一般人が有名人にでもなったような感覚で投稿できる事だろうか。
一方、匿名により書き込む際、デメリットもある。
サイトにスパム、迷惑、誹謗中傷、脅し、嫌がらせ、暴言、的外れ、頓珍漢、ストーカー的行為等のメール・コメントが来る事がある。
最悪の場合、個人情報を突き止められ、ネット上に晒される可能性もある。
You Tube等のコメントを見た際、中には明らかに悪意・嫌がらせ等のコメントを見かける事がある。
私はYou Tubeの場合、基本的に好意的なコメントしか書かない。余程酷い内容でなければ、バッドボタンは押さない。
そもそも内容に興味なければ過ぐ立ち去る。しかしYou Tubeは比較的、モラルが良い方だと思う。
敢えて運営者側の問題を述べれば、書き込む内容が正しいかどうか。
大概は正しい事が多いが、中には思い込み、揣摩臆測、誹謗中傷の時もある為、最新の注意が必要だと思う。
ヤフコメを書き込んだ時
次に以前ヤフーコメントを何度か書き込んだ際、面白い体験をした。
幾つか紹介したい。ヤフーIDを取得すれば、誰でも気軽に書き込める為、書き込んだ経験のある方もあるかと思う。
①面白い体験
客観的な事実のコメントを書き込んでも必ず、一定数の反対評価、反対意見の返信コメントが来る事。
世の中、100%賛成の意見などありえない事が分かる。
返信内容を身えば、数人は論理破綻している事がある。それなのに律儀に返信する人がいる。
只の突発的・感情的行動かもしれないが、おそらく好き嫌いで物事を判断しているものと思われる。
一度、面白い実験をした。それはスポーツ欄で終了した野球の試合結果を書き込み、その反応を見た事。
既に試合結果が確定した事ですら、「そう思わない」と言う反対意見する人間が数人いた。
改めて世の中には、客観的事実を受け入る事ができない人間が一定数存在し、必ず反対意見を述べる人間がいるとい云う事が認識できた。
②参考になった点
長所は匿名の為、内容から判断するに自分の意見と反対側にいる人の考えが分かる処。
自分の知らない、或いは気づいていない情報を教えてくれたコメント。
具体例を挙げれば
「年々訪日外国人数が増加しているが、年々京都を訪れる観光客が減少してきている」
という記事が掲載された際、大概は京都在住でない方のコメントが多かったが、中には明らかに京都在住の方の意見と思われるコメントがあった事。
観光に行く側の意見、観光客を受ける側の両方の意見が対比されていて、とても参考になった。
此れ等は良い例の一つだったと思う。匿名だからこそ言えるというメリット。
③運営者に対する素朴な疑問
これは運営者に対する素朴な疑問だが、同じ意見、同時間帯で書き込んだコメントでも掲載順位が違う事。
似た様な内容の意見だが評価が全く違う事。同じ記事内でのコメントで、1人は良い評価で、もう1人はあまり良くない評価がある事。
別の日に同じ内容のコメントを書き込んだが、極端に評価が良い日と悪い日に分かれる事。
書き込んだ時点で圧倒的に良い評価だったコメントが、後日見返すと、かなりの悪い評価が増えている事。
以前圧倒的に良かった評価がその後あまり伸びず、良くない評価がその倍近く増えていた時は、流石に疑問を感じた。
更に運営者側のコメント削除時の判断基準が曖昧。
似た内容のコメントでも削除されたり、削除されてなかったりする事がある。
④ジャンルにより、意見に隔たりがある事
コメントのカテゴリージャンルでかなり隔たり、更に同じジャンルでも年齢、性別でかなり違いが出る点。
例えばスポーツ欄のコメントを書いた時、年齢間でかなり差が出た。見解の相違と言うのだろうか。
野球・サッカーの場合、顕著かもしれない。世代間で物事の捉え方に、明確な違いがあると言う事。
昔の既成事実を書き込んでも、全く違う認識で反応が反って来ることが多い。
これは明らかに感情に関係するかもしれない。つまり好き嫌い、ファンかアンチかで意見が全く異なる。
政治・経済・社会分野では、ある程度見る層が限られ、似た様な思考する人が方が書き込む為、あまりコメントに隔たりがない。
初めは面白半分で書き込んでいたが、徐々に不快感・徒労感が募り、最近はコメントを見る時もあるが、書き込みはしなくなった。
所詮、書き込んでも意味がないと悟った為。
以前2Chを眺めていた際、感じた事
前述したが、2Chに関しては、書き込んだ事は一度もない。ただ興味本位で眺めていたのみ。
今では見ていない。5Chに変わった事すら知らなかった。
理由は、幾つかは参考になるコメントもあったが、、殆ど参考にならない為。
更に意見交換の場などになりえず、ただ一方的に意見コメントを書きまくる場と化していた為。
意見のコメントも甚だ偏り、揣摩憶測、不透明な内容、誹謗中傷、罵倒など多かった。
大概は相手の非難、貶めとなっていて論議など成り立たず、自己満足に終わり、最後は互いに罵りあいで終了する。
諺に「悪貨が良貨を駆逐する」とあるが、まさにその言葉通り。
まともな人であれば直に嫌気がさし、見るのを止める。それ程、荒れている。
10年以上、見ていない。今後も見る気はない。未だにあるのかも分からない。
何か判断基準、規約、取り締まるものがなければ荒れ果て、無法地帯になるという典型かもしれない。
此れが先程から述べている、匿名性の良くない点。そして徐々にエスカレートし、最後は暴走して終了する。
繰り返すがブログも全く同じ。勿論、運営する側、それに返信する側も同じ。
互いに刺激し合うなら良いが、大概は反対で決して良い方向に向かうとは思わない。
コメントを受ける側が気にしなければそれで良いのかもしれないが。
You Tubeのコメントを眺めても、決して本人が悪意で書き込んだのではないが、運営者が不快と感じた場合、削除、或いは非公開となっている時がある。
今後のネットの課題
今の若い世代は子供の頃からネット社会が普及。生まれてネット当たり前の世界で育った。
利用するのが当たり前の感覚で垣根が低くなり、感情の思いつくままコメントしているのも見受けられる。
大概コメントの内容を見れば、書き方、語彙の使い方で若いか年配かの区別ができる。
しかしこの傾向は、若い方に限らない。
ある記事によれば、過激なコメントを書き込むのは世代は、意外にも40代~50代に多いとの事。
私もそうだが、大体この年齢になれば、自分と社会との立ち位置、将来の展望が見えてくる。
成功している人は良いが、多くの人は必ずこんな筈ではなかったという、ある種の後悔の念を持つ。
その鬱積した感情が、コメントに表れるのではないだろうか。
そう考えれば、書き込む方の人間性の問題かもしれない。
ブログ・You Tubeの場合、まだ運営者側でコメントを吟味し、公開非公開の判断で切る為、ある程度秩序が保てるかもしれない。
一種の防衛策とも言える。
何はともあれ今後ネット社会は拡大こそすれ、縮小する事はないだろう。ネットに変わる新たな技術が出現しない限り。
私を含め皆様が、より快適なネット生活・環境となるよう心がけたいものです。
他の方に対する思いやりの気持ちを、決して忘れずに。
(文中敬称略)