運転免許証更新の為眼科に行き、気づいた事

私事ですが、前回の更新が5年前でした。その時、視力検査をギリギリ通過しました。

今回は流石に無理と思い、眼科に行きました。

今回は、それに纏わる話です。

 

更新の為、眼科に行く

最初に申し上げるが、私が前回更新したのは、5年前。此れが更新の最長となります。

前回の更新時、視力検査でギリギリ通過しました。その時、今回は流石に通らないと判断。

覚悟を決め、眼科にいきました。

 

結果は思った通りで、眼の状態が悪化していました。

メガネを掛け、両目で視力検査をした結果、なんと0.4しかありませんでした。

当然と言えば当然。何しろ17年前に作ったメガネの為、元は取ったという感覚でした。

 

問題はメガネを作る為に新たに視力検査をした結果、然程視力が上がらない結果となりました。

その時は私自身も更新ができないおそれがあると告げられ、焦りました。

因みに免許更新の際、両目で0.8以上なければ、更新は不可となります。

流石に更新できなければ、今後の人生設計に影響を及ぼす為、真剣に悩みました。

以前も述べましたが、都会では車は贅沢品。一方、地方では車は生活必需品です。

車が無ければ地方では働きにも行けず、又生活もままならない状況となります。

当に死刑宣告をされたに等しい。

幸い、更新にはまだ日時がある為、その為、治療を重ね暫く様子を観る事になりました。

参考までは運転免許証は誕生日の1ヵ月前後まで、更新可能となります。

 

眼科に行き、気づいた事

実は今回の話題の中心は、此処からになります。

初診で眼科を訪れた時は、たまたま暇な日だったのでしょう。

人が空いていた為、何も気づきませんでしたが、二回目で訪れた際、意外な事に気づきました。

それは病院を訪れた患者が、 低年齢が多い事 に、聊か驚きました。

 

たまたまその日が月曜日で多かったのかもしれませんが、割合としては多く感じられました。

あくまで対象人数が少ない為、参考になりませんが診察待ちをしている間、9人中、3人が年少者でした。

対象3人の全てが、年端もいかない幼女でした。服装からして幼稚園児であり、推定5-6才と思われました。

3人の中で1人は既に、メガネを掛けていました。此れは私の年代からすれば、驚きでした。

 

私がメガネを掛け始めたのは、小学5年生でした。当時ではまだ珍しく、私がクラスで一番早かった事を記憶しています。

下らない話ですが、当然の様に当時の渾名は「メガネ猿」でした。当時を振り返っても、あまりいい印象はありません。

其の後もう1人増え、2人となりましたが、繰り返しますが、当時としては珍しく、メガネを掛けた本人は嫌な気持ちでした。

因って私は、あまりメガネに良い感情を持ってません。あくまでも主観ですが。

 

話しを戻しますが、3人の中2人は既に何度か通院している様子で、1人は初診でした。

今回偶然にも、初診の幼女とほぼ同時に治療した為、幼女の目の状態が聞けました。

どうやら幼女は乱視の様子。来年小学校に上がる為、メガネが必要との事。

私がたまたまその日に見た3人の幼女の中、2人がメガネを掛けるという計算。

この事実を知った時、私は少し衝撃を受けた。理由は前述した通り。

 

私でさえ小学5年でメガネを掛ける事に抵抗があったが、今の子供は小学校入学時で、既にメガネを掛けなければならないとは。

本人達はどう感じているかは知らないが、他人の私はある意味、衝撃の事実だった。

次の章で、衝撃を説明したい。

 

視力低下の若年化

あまりも衝撃的だった為、ネットで調べてみました。

参考になる正確な数字は見当たりませんでしたが、文部科学省の「令和6年度学校保健統計」によれば

 小学生では約3割、中学生では約5割、高校生では約7割が視力1.0以下という数字があり、子供の視力低下が問題 

と記されていました。

 

調べてみた結果、私はやはりと云う気持ちになりました。

要因としては、

①成長に応じて進行しる近視。

②遺伝的な要因

③眼に強い衝撃を受けた等の物理的要因。

④スマホ・タブレットに触れる機会が増えた

などが挙げられていた。

 

眼の悪い私が云うもの何だが、特に④が原因ではなかろうかと推測する。

昔の事で大変恐縮だが、私が幼少の頃、眼が悪くなる原因はTVと漫画だと指摘されていた。

おそらくその通りだったと思う。しかし控えたかと言えば、答えはノー。

むしろ年を追う度に好奇心が増し、益々のめり込んでいったというのが事実だった。

それが今日にまで至る。TVは約20年以上前に視聴を止めたが、その代わりにPCに変った。

従って、あまり眼の環境に変化はない。此れが今回、悪化した原因と思われる。

 

今の若い世代は、生まれた時からTVは勿論の事、スマホ・ゲームが当たり時代。

物心ついた時には、無意識に生活の一部になっていたのではないだろうか。

親の世代が既にスマホなしでは生きていけない状態。時間があれば、スマホをいじっている人が大半だと思う。

TV視聴が平均約2時間と云われていたが、スマホはそれ以上だと思う。

 

格いう私はスマホでないが、時間があればほぼPCの画面を眺めている。あまり大差はない。

今のTVゲームもかなり進化している為、のめり込めば一日の大半をゲームで過ごす習慣が身についていると思われる。

他人事だが、聊か心配になった。何が心配かと言えば、眼を悪くした子供達が日本の将来を担う事になる為。

自分の子ではないが、未来の日本がこの子達の肩に掛かっていると思った時、やはり心配という気がした。

眼を悪くすれば将来の人生設計に支障を来す。例えば、今回私が眼科に行った理由である、運転免許の取得。

運転免許証は取得している時は、当たり前のように思われるが、いざ失効すれば、此れ程不便なものはない。

くり返すが、地方の過疎化が進む地域で生活をする場合、免許がなければ生きて行けない。

此れは本当の事。買い物にも行けない。亡くなった祖父ですら80才以上、免許を所持していた。

野良仕事をする際、免許は確実に必要なアイテムだった。何故なら、田畑に行くにも車が必要だった為。

農作業をする機械を運ぶにも、免許が必要だった。当然と言えば、当然。

 

昔から謂われているが、一度眼を悪くすれば、二度と元の視力に戻らない。 ただ悪化の進行を遅らせているのみ。どうやら私が眼を悪くしてから何十年経つが、此れは変わらないようだ。

 

余談だが、昔実施された色覚検査というものが存在したが、差別だという理由で、今は実施されていない。

此れも以前言及したが、就職内定後、会社の身体検査で初めて知ったという新卒もいるらしい。

以前何かの報道で知った。本人の談話では、もし色弱と分かっていれば、早い段階で知りたかったと述べていた。

私もそうだと思う。何故なら、私も色弱だった為。その為、早々に理系を諦めた。

 

番組で登場した新卒は色弱を知らず理系に進み、理系重視の会社に就職した。

就職後に色弱と分かり、事務職に配属された。

当時は新卒で就職してまだ実感が湧かなかったようだが、数十年が経ち、果たして現在はどういう心境だろうか。

一度聞いてみたいような気がする。其の後人生が上手く行っていれば、それで良かったと思うだろうが。

 

私の場合、理系を目指し文系にいった為、あまり良い人生だったとは思えない。

それはやはり、今の人生に満足していない為。

偏に眼をいっても、自分の人生を大きく左右するものだと、改めて気づいた。

 

今回たまたま運転免許証更新の為、眼科にいったが、その場で色々な事を考える切っ掛けとなった。

将来の自分の眼の事。将来を担う子供達の視力の低下。今後日本で起こるであろう、社会現象。

あらゆるものが垣間見えた通院と思われた。

 

(文中敬称略)

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