自動車事故の被害者になった時、甚だ感じた矛盾

突然ですが皆様、車を保有した事がおありでしょうか。

私は現在地方に在住の為、車が無ければ生活がほぼ不可能な環境にいます。

社会人となってからは、車を保有していない時期がありません。それ程地方に取り、車は身近な存在であり、生活になくてはならないものです。

しかし必需品であるからこそ車に関するトラブルも又、身近な出来事と云えます。

今回、その車に纏わるトラブルについて述べたいと思います。

 

◆車を運転する際、避けて通れないモノ

タイトル通り、車を運転する際、避けて通れないモノ。それは「自動車事故」です。免許取得前、取得後の更新時で必ず、事故についての何かしらの注意、講習があります。

それでも免許取得後、事故に遭わない人はいないと思います。

それ程車を運転する限り、事故とは切っても切れない関係にあります。

つまり何時被害者、加害者になるかも分かりません。

 

幸いな事に私はまだ、加害者になった事はありません。しかし被害者になった事はあります。それも何度か。思い出すだけでも、4,5回あります。

当然被害者である為、相手にやられたという事になります。人身に近い事故もありましたが、その時は人身の届をしなかった為、相手方は大事には至りませんでしたが。

次に私が多く関わった事故について、説明したいと思います。

 

◆数多く関わった事故

数多く関わった事故。それは、「当て逃げ」。

たいがい外出先の駐車場で停めた後、車を離れ、車に戻った時、何処かにぶつけられた跡があったという出来事。

私が被害を受けた殆どが、このパターン。そして犯人は特定できず、当てられ損で終了。車を所持している多くの人も、おそらく此のパターンが多いのではなかろうか?

その時は気づかなくても、洗車をした際、今迄気がつかなかった部分に新しい傷が付いているが何か所が発見される。

これは車を持った人でなければ決して分からないであろうが、その一日は憂鬱で全く気分がすぐれない。

数日は、そのような日が続く。

 

そして漸く心の傷が癒えたかと思えば、又同じ事が繰り返される。大概この繰り返しで月日が経ち、やがて車が劣化し始め、不思議と車に対する愛着も薄れていく。

そして新に次の車が欲しくなると云うのが、大概のパターン。

話が脱線したが、次に私が数々の当て逃げを経験した中で、印象深い事故についての話をしてみたい。印象深いと云うのは勿論、被害者になって腹が立ったという意味。

数ある当て逃げの中から、最も悪質と思われた二件を取り上げてみたい。

 

◆確信犯に近い、当て逃げ

以前コンビニの駐車場で、当て逃げにあった。その時、偶々目撃者がいてナンバーが特定された為、後日加害者が判明した。

警察から連絡があり署に赴いた処、驚いた事に事件性はなく、ただの物損として処理された。

ブログを読まれて、甚だ疑問に感じる人がいるかもしれない。当て逃げなのに、何故逮捕されないのかと。

何故逮捕されないのか。それは事件性がない為。

 

つまり当て逃げした加害者が、

「当て逃げする意思はなく、たまたま車をバックしてブレーキを踏んだ際、私の車のブレーキが何時も大きな音がする為、今回もその音だと思った」

と証言した為だった。

 

ここ迄読まれても、まだ疑問に思われるかもしれない。

もっと簡単に言えば、警察は殆ど嘘と思われるような加害者の言い訳を何の疑いもなく、そのまま受け入れたと云う事。

当て逃げされた直後、私は警察を呼び、現場検証・事情聴取を受けたにもかかわらず。それも他人の明確な証拠があったにも係わらず。

 

他人の明確な証拠とは、当て逃げした車のナンバーを記憶、教えてくれた人物の証言。

この証言で今回、加害者が特定できた。もし証言がなければ、そのまま加害者(犯人)が特定されないままだった。

激しい怒りを覚え乍らも、渋々警察の説得に応じたが、警察は何の検証もなく事件性がないとして処理した事に、私は激しい怒りと疑問を生じた。

 

加害者は事情聴取後、私は加害者と面談。

しかしこの時は既に事件性がない為、警察は話合いの場を提供したのみ。

つまり既に民事不介入の為(人身ではなく、物損の為)、当事者間で話をして下さいとの沙汰だった。

 

この措置にも疑問を生じた。加害者は警察の前ではおとなしくしていたが、もし其の後、連絡がとれなければそれまで。

当てられ損の、逃げに得になるだけだった。

幸い?にも此の時は、修理代の請求書を提示。修理工場で直接支払って貰い事を済ませたが、修理も最低の修理で終わった。これは車を廃車にする際、見た目でハッキリ分かる傷だった。

 

この話には後日談がある。

私は二度と思い出したくない記憶だったが、私は後日、偶然にも加害者と再会した。

再会して驚いたのは、なんと加害者は事故当時、運送会社に勤務していた事。

そして現在も現役の大型トラックの運転手だった事。

つまり運転のプロだったと云う事が判明した。

事故当時、運転のプロでありながら、自分が起こした接触事故に気づかなかったと証言していた。

 

更に悪質なのは、警察での当事者間での話し合いの時。

私は此のまま逃げられては不味い思い、本人に住所・氏名・電話番号を記入して頂き、免許証を見せて貰い、身元を確認した(警察署内の為、コピーは取れなかった)。

私はその場で加害者が大型二種免許を取得している事実に気づき、何気にその場で本人(加害者)に質問した。

「何か運送関係の仕事に就いているのか」と。

その時の加害者の答えは、「いや違います」とあっさり否定した。

しかし後日、私は自分の仕事場で加害者と再会した時、加害者は大型トラックを運転。運送会社のロゴ入りの制服を着ていた。

 

結論を述べれば、当て逃げした際、接触に気づいていたがその場を逃走。

偶々目撃者がいた為、苦しい言い訳をして、警察もそのまま認め、なあなあで処理したと推測される。

結局バカをみたのは、私だけ。

何故なら、警察は私と加害者との話し合いで、はっきり私と加害者の会話を聞いていた。

聞いていたが私には上記の事実を告げず、加害者の肩を持ったと云う事。

 

これが私が、当てられ損と主張する根拠。

更に追加すれば、おそらく運送会社では事故の過失で事故を起こした際、都合の良いように対処するマニュアルが存在するものと思われる。

その為今回もそのマニュアル通り振る舞い。虎口を逃れたと推測する。

よく運送会社の社員が事故を引き起こした際、人身として警察に届けないでくれ。治療費は全額払う。もう点数(運転免許の点数)がない為と主張する事が多い。

実は此れ、マニュアルにある典型的な例。

事故を引き起こした際、必ずそう云う事になっていると聞いた。

実際に友人がこれで、うまく丸め込まれた。

友人は後日、鞭打ちの後遺症を発生。既に示談の判子を押していた為、後の祭り。車の修理のみで、治療費は自己負担となった。

 

此をパターンを、最も身近で見た。

実は私の父親が此れで亡くなっている。父親の場合、商用車でなく自家用が相手だったが、示談が成立した後、身体に変調が起こった。

其の後は入退院を繰り返し、最後は下半身不随となり、最後は話す事もできなくなりなった。

其の後、約3年後に父が亡くなった。

後になり考えれば恐らく事故の際、脊髄をやられていた。示談成立後の半年後に、症状が現れた。

その時はどうする事もできなかった。私はただ、弱っていく父を見つめるしかなかった。

 

諄々と話したのは、「単なる当て逃げと思うのは大間違いだ」と一言述べたかった。

次に述べる当て逃げは、更に悪質。思い出しても未だに腹が立つ。

次に話す当て逃げも、加害者は勿論の事、同様に警察の対応にも甚だ疑問・不満が生じた為、敢えて述べたい。

 

◆悪質な当て逃げと、甚だ疑問な警察の対応

次に話す当て逃げは、旅行先の駐車場で遭遇した事故。

目撃者は「自分自身」。つまり私が車内にいた時、起きた事故だった。

 

私は車のエンジンと止め、運転席にいた。すると前方に駐車していた車に、所有者(70過ぎの老婆)が乗り込み、後退を始めた。

私はその時、後退の勢いがあまりにも強い為、咄嗟に私の車に衝突すると予測した。

案の定、後退した車は、私の車の前方のバンパー部分に衝突した。
ぶっかった衝撃で、漸く運転手も接触に気づいたが、次の瞬間、老婆は信じられない行動をとった。

そう「当て逃げ」したのである。自分の過失で事故を起こして起きながら。

 

接触後、私が車から飛び出した時、運転手は私の存在に気づきながら、車を急発進さた。そう明らかな当て逃げである。

此処は結構、重要な処。

つまり事故を起こした本人(老婆)は、事故に気づきながら、誰もいないと思った車から私(被害者)が出てきた為、驚きのあまり慌ててその場を逃走した。

 

此れは本当に悪質。

当然私は逃げた車を追いかけ、ナンバーと車種を記憶。直ちに地元警察に連絡した。

処がその現地の警察も、何か頼りない対応だった。

 

先ず事故現場を告げても、有名な観光地にもかかわらず、地元警察はなかなか事故現場を把握できなかった。

通報してから約40分後、漸くパトカーがやってきた。

其の後の事情聴取も何かモタモタしていて、要領を得ない。

途中で分かったが、私の事情聴取を行った警察官は新米警官で、警官になってまだ間もない時だった。

事情聴取の際、私は記憶している車種・ナンバーを告げた。

他の警察官は接触箇所の写真を撮り、その場でナンバーを照合。照合の結果、当て逃げ犯はなんと、地元で近所の人と判明した。

 

直ちに数名の警察官が、当て逃げ犯に家に急行。自宅にいき、警察は加害者の家族に事情を説明し、本人の帰宅を待った。

しかし当て逃げ犯は、見られていたと把握していたのでしょう。なかなか自宅に戻って来なかった。

 

直ぐに逮捕されると思っていた私は、現地で待ち続けた。

しかしその旨(なかなか帰宅しない事)を警官から聞き、私は時間の都合で次の目的地行かなければならず、、後の処理を警察に任せた。

実は此の警察に任せたが、失敗だった。

 

私は事故現場を離れ、次の目的地に着いた際、警察から連絡があった。

当て逃げ犯が自宅に戻り、警察が事情を説明したとの連絡だった。

 

私はこの時、警察が何を述べているのか理解できなかった。

 

私としては目撃者兼、証言者でナンバーも特定。自分の車と相手の車の接触箇所も、ぴったり付合。

つまり私としては悪質な当て逃げ事件として、相手は逮捕されるものとばかり思っていた。

 

処が警察が私に述べた言葉は、全く予想だにしなかった言葉だった。

私の事情聴取・証言では明らかに当て逃げの筈だが、当て逃げした老婆が述べた言葉は、私の想像とはあまりりもかけ離れたモノだった。

 

当て逃げした老婆は、

「車の接触にも気づかなかったし、接触後に急発進して逃げた際、車から飛び出してきた私の姿・声にすら気づかなかった」

と警察に証言した。

 

全く呆れた言い訳としか思えなかった。当て逃げした老婆は接触した時、衝撃に気づき、車を止めた。

そして乗っていないと思っていた車から人が飛び出してきた為、驚きと後ろめたさのあまり、車を急発進。

私が大声でど怒鳴っているのも無視。其の場を逃げたのである。因みに、運転手側のガラスドアも開いていた。

 

これは明らかに悪質。譬え私がいなくともおそらく接触した際、黙って其の場を逃走したと思われる。

老婆は当て逃げをした事、目撃された事をはっきり認識していた。

その上でその場を逃げ出し、自宅に帰る迄の間、家族等に連絡を取り、時間稼ぎをし、その間に対応策を練っていたのではないかと思われる。

又は、事故に詳しい知り合いの誰かに相談していたのかもしれない。

相談末、老婆はあらぬ入れ知恵をして、ゆうゆうと自宅に戻ってきたのではないかと思われる。

 

警察も警察。

当て逃げした老婆の証言を、そのまま鵜呑みにしたのも私には驚きだった。

つまり私の言い分ではなく、当て逃げした老婆の言い分を何の疑いもなく採用したと云える。

此れは本当にびっくりだった。

 

更にビックリしたのは、警察の其の後の対応。人身ではなく物損の為、後は当事者間で協議してくださいとの事。

私は「旅の人」で、「現地の人」ではない。どうやって協議すればよいというのか。

その旨を私が警察に質問すると警察は

「私の氏名と携帯番号を向こうに教えましたので、当人からの連絡を待つように」

との事。

 

私は二度、耳を疑った。

・一度目は当て逃げした加害者の証言を、そのまま採用。事件性なしとして処理した事。

・二度目は、当事者間で丸投げした警察の対応。

 

警察は被害者の私に何の承諾もなく、勝手に悪質な当て逃げ被害者に氏名・携帯の番号を教えた

と云う事だった。

 

本来、全く逆のケースではなかろうか。

私は既に現地におらず、他の場所に移動してしまい、二度とその場には行けない状況だった。

普通であれば警察が或る程度主導権を発揮して、警察署・交番などに加害者を呼び出し、その場で私の携帯に掛けさせるのが当然ではなかろうか?

 

加害者は接触後、被害者が目の前にいるにも関わらず、逃走した人間。

所詮、人間性が計り知れる。本人に連絡を委ねても果たして、連絡してくるであろうか。

まして今後顔を合わす恐れのない他所の人間だとすれば。

まさに警察は、性善説に基づいた措置と思われた。

 

案の定、其の後待てど暮らせど、加害者からの連絡はなかった。

余りにも頭にきた為、警察に無連絡の事実を伝えた。

連絡がない事を告げても警察は、「民事不介入」と云う名目で全く取り合ってもくれなかった。

一体、何方が正しく、何方を守っているのかわからない態度だった。

 

おまけに警察は被害者の自分の指名と携帯は勝手に教えたが、

「連絡がないから私自身が加害者に連絡をする、その為に加害者の氏名と連絡先を教えてくれ」と告げても、今度は「個人情報になる為、此方から被害者の情報を教える事はできません」

の一点張りだった。

全く被害者と加害者、何方の人権を優先しているのかと思わされる出来事だった。甚だ理解に苦しんだ。

大分時を経て、今になり冷静に考えてみれば、何か現地警察と加害者との間で裏取引であったのはないかと疑わざるを得なかった。

 

被害者の私は現場で所詮、「他所者」であり、加害者はひょっとして現地では、かなり名の知れた有力者に繋がる人間だったのかもしれない。

そんな馬鹿なと思われる方もいるかもしれませんが、地方になればなる程、いい加減でなあなあな事が罷り通る事が、往々にしてある。

人間長く生きていれば、そんな馬鹿なと思われる事も、陰では平気に行われている事が段々分かってくる。

田舎になれば成るほど、いい加減。

何故そう言い切れるかと言えば、私の両親が嘗てそのような田舎の出身だった為。

 

田舎になればなるほど、或る特定の有力者の判断で物事が決まってしまう。

令和の時代を迎えた現代でも、その流れは脈々と受け継がれている。

まさに「中世の村社会」と云えば良いであろうか。

私の両親は、それが嫌で都会に引っ越してきたクチ。私が偶に冠婚葬祭で田舎にいった際、いまだに信じられない慣習・風習に出くわし、辟易した経験がある。

 

話は脱線したが、そのような事情もあったのかもしれない。

ありにも信じられない加害者と警察の対応だった為、疑えばきりがないような出来事だった。

 

今回長々と事故のついて述べましたが、皆様も何かそのような経験ありませんでしたでしょうか?

皆様も、くれぐれもご注意下さい。

 

(文中敬称略)