簡単な英単語 曜日の由来
以前カレンダーを捲り、月の由来に関してブログで紹介しましたが、今回は週単位の曜日について説明したいと思います。
では早速いきましょう。
目次
【日曜日】Sunday
・略(Sun.,S.)
・語源
週の第 1日目を意味する。キリスト教の安息日。一週間は、日曜日をもって始めとする。
太陽を意味する the Sunは此処に由来する。
他にもドンタク(オランダ語)、ドミニカ、ドミンゴ等も同じ意味合い。
<太陽と惑星>
【月曜日】Monday
・略(Mon.,M.)
・語源
週の2日目。
古代英語の月は、惑星のmoonを意味する。月はルナとも呼ばれ、「精神異常者」の意味で使われる事もある。
<三日月>
【火曜日】Tuesday
・略(ues., ue., ., u.)
・語源
週の3日目。
古代英語では、Tiw (ゲルマン神話の軍神)を意味する。
Tiuはローマ神話では、戦の神Mars(マルス)に相当。
惑星では、火星を意味する。
マルスは以前紹介した、「月」の英単語の由来の3月でも登場している。
何故か3番目と言う意味で、マルスが使われているのが不思議。
<中央左:火星 中央右:地球>
【水曜日】Wednesday
・略(W., Wed.)
・語源
週の4日目。
古代英語では、Woden’s day’(ウォーダン)の意味。ウォーダン はゲルマン神話の主神であり、北欧神話の Oien(オーディン)に相当する。
Oienは知識・文化・軍事などをつかさどる神。
ローマ神話では、Merrcury(メルクリス:ヘルメス)に相当。Merrcuryは水銀を意味し、嘘つき、泥棒の神。
惑星では、水星を意味する。
ヘルメスも以前紹介した「月」の英単語の由来の5月に登場。曜日では、4日目に当たる水曜日となっている点に注意。
月と曜日が混同しやすいと言える。惑星では、水星を意味する。
<ヘルメス像>
【木曜日】Thursday
・略( Th., Thur(s).)
・語源
週の5日目。
古期北欧語、THOR (雷神) の意味。
THOR とは、トールと呼ばれ、雷・戦争・農業を司る神.
ローマ神話では、ユピテル(Jupiter:天地を支配する神々の王)に相当する。
ギリシャ神話では、 Zeus に相当。
惑星では、木星を意味する。
<ゼウス像>
【金曜日】Friday
・略( F., Fr., Fri.)
・語源
週の6日目。
古代英語でFrigg (Woden の妻)の意味。Friggはフリッグと呼び、天空と結婚生活の女神と言われている。
先程のOien(オーディン)の妻とされている。
ギリシャ神話では、愛の女神Venus(ビーナス)に相当する。ビーナスは月の時にも説明した通り、ラテン語が由来。
ギリシャ語では、アフロディーテと表記する。
惑星では、金星を意味する。
ビーナスも「月」の由来で登場。ビーナスは、4月に相当。金星を意味する為、水曜日と同じで金曜日を示すのだろうか。
<金星>
【土曜日】saturday
・略(S., Sat.)
・語源
週の7日目。
古代英語Saturn(土星)の意味。Saturn(サターン、サトゥルヌス)は、悪魔の意味。
ローマ神話では、 サトゥルヌス は農耕の神。Jupiter (ユピテル)以前の黄金時代に世界を支配した主神。
ギリシャ神話の Cronos(クロノス) に相当する。クロノス は、巨人 (Titans) の一人。父の王位を奪ったが,後のわが子 のZeus(ゼウス) に退位させられた。
ローマ神話 の Saturn (サターン)に相当。
惑星では、土星を意味する。
<土星>
如何でしたでしょうか。何気に細かく見つめれば、面白い事に気付きます。
これをきっかけに、もう一度英単語を見直してみるのも良いと思います。
因みに以前紹介した『セブン』という映画(ブラット・ピット、モーガン・フリーマン主演)は、モーガン・フリーマンが演じる老刑事(サマセット)が退職間際の一週間の出来事を描くと同時に、キリスト教の「七つの大罪」をかけた名作。
とメッセージかもしれない。
(文中敬称略)