子供の頃、やり尽くした大昔のゲームを連休中にやってみた

掃除を兼ね、私物を整理整頓してみれば


おそらく最初で最後の10連休、最後は予定もお金もなくなり、家で過ごす日々。私物整理を兼ね、押し入れを見た処、懐かしいゲームを発見。

 

思わず配線を繋ぎやってみたら、意外や意外。これがまた面白いの何のなんの。思わず時間の経つのをわすれ、見事に嵌ってしまいました。

 

皆さんもきっと経験がおありの筈。整理整頓をしようと思ったが、つい懐かしいものを見つけ思い出に浸り、時間を無駄に過ごしてしまった事が一度や二度あると思います。

今回、そのお話をしたいと思います。


大昔、熱中したTVゲーム

凡その年齢がバレるかと思いますが、私が子供の頃、嵌ったゲームは初代ファミコンです。その後はスーパーファミコン。プレステで社会人になり、ほぼゲームを卒業しました。

今回、押し入れの整理で段ボールを開ければ、昔懐かしのゲームで主に初代ファミコンソフトが詰められていました。

数的には30~40個でしょうか。今の感覚では少ないと思われるかもしれませんが、一つのソフトの値段が約4,000円~5,000円とすれば、単純計算で合計約120,000円~200,000円になります。

当時の子供の小遣いとしては、なかなか馬鹿にならない金額でした。

 

昔のゲームをする際の、まず初めの難関。それはハード、又は配線設備があるかないか。

これは始める上で、かなり重要。何故ならハード、配線がなければ、映像が映らない為。

至極、当たり前でしょうか。

特に初代ファミコンであれば、今のTVでは粗、不可能に近い。

何故ならUSB端子では初代ファミコンは映らない為。

懐かしい「赤・白・黄」のビデオ端子がついているTV、又はモニターでなければ接続が不可能。

 

若い方でしたらビデオ端子とは何ぞや、と思うかもしれません。既にビデオ端子という言葉すら死語に近いかもしれません。

ビデオテープすら見たことない世代がいるかもしれません。それ程、見かけなくなりました。

 

因みに最新のTVでも、ネット販売にて専門の付属品を検索、購入すれば接続可能です。

私も3・4年前、ネットにて購入しました。

但し、小さな企業が製造・販売されていますので、いつまであるか分かりません。

又ハードオフなどにいけば、昔の配線が新品で売っている場合もあります。

大昔のTV専門のVHF用の白い配線が売っていた時は、懐かしさのあまり感動したものです。

 

次の問題は配線をしてハード本体にソフトを差し込んでも、映像が映るかどうかです。

ハード本体が壊れていれば、最初からアウト。

しかし大概ハードは問題でなく、ソフトが読み取れない事だと思います。

初代ファミコンのソフトの場合、ソフトの接続端子(金具部分)をアルコールで浸した綿棒などの柔らかいもので掃除をすれば、大概映ります。

 

それでもダメな場合、ソフトの中の電池が切れているのかもしれません。

子供の頃、当時そんな知識は全くありませんので、知りませんでしたが。

素人でも専用の電池を買えば、交換できます。交換の仕方は、多くの方がYou Tube等に映像UPしていますので、そちらをご参考にされて下さい。

私の場合、アルコール消毒をするだけで映りました。電池交換をしても機能しないものは、本当に壊れていると思います。


時間を忘れ、ゲームに熱中

各ソフトを映るかどうか一つ一つ確認し、しばらくプレーしました。しかし大人に成るにつれ、分かった事実。

それは大人になれば集中力、反射神経、目がついていかないという事。

 

一つ一つプレーするが、直に飽きてしまう。その為最後まで飽きずにプレーできたのもは、麻雀かシュミレーションゲームぐらいだろうか。

シュミレーションは「歴史もの」「育成もの」等。具体的に言えば「信長の野望」「三国志」「ダビスタ」あたり。

まさに年寄り向けのゲームしかできませんでした。

動きの速いシューティングゲーム「ゼビウス」「グラディウス」等は既に目がついていけません。それ程、年齢的に衰えていました。

 

幻のソフト「バンゲリング・ベイ」ならまだ可能。しかしゲーム開始後、ほぼ2、3分で終了。

何故かと云えば、折角苦労して貯めたお金でやっとソフトを手に入れファミコンに挿し込んだ時の、当時の苦い気持ちが蘇った為。

はっきりとは申しませんが、きっと同意される方も多い筈。

 

結局、プレー続行したものは、上記に挙げた4つぐらいでしょうか。

麻雀は二つプレーができました。その二つとは「4人打ち麻雀」、漫画から派生した「ギャンブラー自己中心派」

 

4人打ち麻雀はすぐに飽きましたが、自己中心派はなかなか面白く、ながくプレーできました。登場するキャラが、個性的な手牌で攻めてくる為。ついやりこめてしまった。

経験した人は分かると思うが、相変わらず「バルタン星人」「一発自摸男」はメンツに入れると、場が荒れて面白くない。彼らは入れない方が面白い。

 

次に嵌ったゲームは、「信長の野望」。このシリーズ、後々まで色々なバージョンが発売され、やり込めた記憶がある。

今回は初代ファミコンでなく、PCで出来るバージョンをやりました。

今でもセーブをして続行中です。時間があれば、続けたいと思います。

 

シリーズは「信長の野望 天翔記」。昔のつくりにしては、なかなか面白い。

子供の頃の時間がある時と違い、時間短縮の為、プレイヤーは当然「織田信長」

ゲーム進行の上で、有利極まりない。

昔なら弱小大名を選び、小が大を食う楽しみ方もありましたが、大人になればそんな手間をかける余裕はありません。大人の都合というと処でしょうか。

 

信長同様、つい嵌ってしまったのが「ダビスタ」これも面白い。此方も初代ファミコンではなく、スーパーファミコン版で嵌りました。

ソフトを見れば、「ダビスタⅢ」となっていました。まだ昔のセーブ記録も残っていました。

当然、その状態からスタート。最初からする気など、サラサラありません。

最初から資金は豊富の状態。ネットで検索すれば、攻略法も掲載されており、最初から苦労せずともプレー可能。

昔は必勝法などを買い、プレーしたものでした。

 

しかし久し振りのせいか、最初から最高の条件でスタートしたが、何故か上手くいかない。

ブランクがあるせいでしょうか、勘が鈍っている模様。

しばらくやり込め、ようやくG1が獲れた後に終了。

 

確か海外レースも出場できたと思うが、其処までの気力はありません。

昔よくやり込めたものだと感心すらします。昔は時間が永遠に続くものと勘違いしてました。


懐かしい思い出と、ふと胸に去来する虚しさ

あとはダラダラ他のソフトをしばらくやって、終了の繰り返し。流石に自分の気持が飽きましたのに気づきました。

繰り返しますが、昔はよくやり詰めたものだと、つくづく感心します。

今やれと言われてもできません。それだけ年を取ったという事でしょうか。

 

やり込めた後の懐かしさと、微かな後悔が訪れたのは言うまでもありません。

例えるなれば、年末大掃除をしていて畳をめくった時、下に敷いた古新聞を見て、思わず読み耽ってしまった状況に似ているかもしれません。

掃除をするつもりが、まったく別な事に気をとられ、結局なにもしなかった経験が皆さんにも有ると思います。

今回、その様な心境でした。

 

結局、又整理整頓できず、同じ段ボールにゲームソフトを戻したのみとなりました。

また何年後、同じ事を繰り返すのではないかと思います。

人生とは、この様な無駄の繰り返しかもしれないと勝手に自分自身に納得させ、中途半端に掃除を終える一日でした。