写真撮影を頼む際のマナーについて

そろ一年に一度しか見れない桜前線が、ほぼ全国に行き渡ろうとしています。

今年は開花が早かったが、開花後は肌寒い日が続き、例年になく桜を見る期間が長い様に思われます。

おそらく私が経験した中で、最も長い期間咲いていたと思います。今回は、そんな桜に纏わる話です。

 

写真撮影を依頼する際の心構え

いきなり結論を述べるが、

もし他人に写真撮影を頼むのであれば、自分のイメージと違った出来映えになった際、その不平不満をその場で顔や口にしないで頂きたい。

 

言葉はなるべく選んで述べたが、ハッキリ言えば、

「人に頼んでおいて、自分の気に入らない写真になった時、本人がいる前で出来映えに文句を云うな」

と云う事。

 

何故今回、私怨じみた話をするのかと言えば、過去に何度かそのような経験がある為。

私は以前、写真を頻繁に使う仕事をしていた。その為、カメラの扱いには、少し自信がある。

商売道具の一つだった。その影響で、今でも趣味で写真を撮り続けている。

 

写真を撮る際は、必ず一人でいく。

理由は、時間の束縛がなく、誰にも気兼ねする事なく、自由気ままに何処にでもいける為。

仕事の場合、時間と場所に制約があるが、プライベートは一切ない。

その為、撮りたい被写体があり出掛ける際、必ず一人でいく。それが私のライフスタイルになっている。

 

毎年、桜の開花の際

私は毎年、桜の開花に合わせ、写真を撮影する。

桜は一年に一回、それもほんの僅かな期間しか咲かない為、必ず毎年撮影をしている。

 今年も桜を観れたという感謝の気持ちと、来年も観れるかな という期待を込めて撮影するのが慣例。

既に20年近くになる。毎年撮影した写真を複写したDVDが、数多く部屋の片隅に保管されている。

そのような状態で、今年も撮影に挑んだ。

 

撮影は、毎回2回に分けて行う。ほぼ満開の時期と、散り始めに分けて撮影するのが習わし。

今年も撮影に出かけた。個人的主観だが、なかなか良いモノが撮れたと思う。その事には満足した。

 

処が毎年数回、腑に落ちないというのか、嫌な思いをする。それは、他人に写真撮影をお願いされた時。

何故不快で嫌な思いをするのかと言えば、

 あくまで撮影する立場からすれば、写真を頼まれ撮影したが、撮影した写真が依頼した人の感性に合わなかった時 

もっとハッキリ言えば、撮影して貰った写真が気に食わなかった時と云う事。

 

昔と違い今はデジカメの為、撮影直後に、出来映えを確認できる。

私はいつも撮影後、直ぐに確認して貰っている。後で確認して気に食わない場合、二度とその状況で撮り直しができない為。

常にその場で確認して貰っている。気に食わなければ、もう一度撮影できる為。

そうして過去、何度か写真を撮り直した。

 

写真を頼んだ人の中には

写真を依頼した人の中には、人に頼んだにも係わらず、その出来映えに文句を付けたり、本人がいる前で不平不満をいう人がいる。

今年も何人かいた。そのような時、頼んだ人も不快に感じるが、頼まれた人も不快に感じる。

過去、何度かそういう体験があった。

そのような場面に遭遇した際、楽しみながら撮影した日が、全く不快な日に変る。

何十年以上経験しているが、此れはいつも不快で腹が立つ。

身近な例で、今年経験した出来事を述べたい。

 

私は毎年、在住する県の桜の名所を撮影に選びます。今年も一人で撮影に行った。。

今年は同じ日に2件、撮影を依頼された。

 

1件目は、20代後半~30代前半の一人旅の女性。この方は社会人としての経験も豊富だったのでしょう。

頼み方も丁寧で、話し方も頗る穏やか。

私が地元の人間と云う事もあり、他の名所や情報など、色々質問されたが私は相手に合わせ、至極丁寧に答えた。

相手も納得したように思われた。因って、互いに気持ちの良い会話で終了した。

 

一方、2件目は、20代前半と思われる5人組の旅行者。

此方が、今回不快に感じた側。何が不快かというと前述した通り。

写真撮影を依頼され撮影したが、なかなか彼女達の御気に召さなかった模様。何度か撮り直した挙句、最後は不満顔で渋々お礼を言われ、立ち去る際、グループの一人が聞こえよがしに「下手だ」とい呟くのが聞こえた。

 

此れが今迄何度か経験した、私の不快な出来事。

私の感想は、「気に食わないのであれば、人に頼むな」と云う事。

何度も撮り直して、不満顔をされ、挙句に捨て台詞を吐かれた私にすれば、踏んだり蹴ったり。

はっきりいうが、写真というのは、個人の個性と感性が大きく影響する。絵画と同じ。

人により、良い作品と思えども、他人から見れば、何が良いのか分からない場合がある。それと同じ。

とくに20代女性の感性と私のような年配とは、まるで異なる。

更に若い世代の人が写真を撮る際、大抵はスマホで撮影。それでなければ言葉は悪いが、安価なデジカメ。

今回の5人グループも、安価なデジカメとスマホの2機の撮影だった。

 

私は安価なデジカメから始まり、一眼レフ、スマホ撮影と経験した。撮影の際、3機とも携帯する。

今回も3機、携帯していた。その時は、一眼レフの望遠で撮影していた。

何が云いたいのかと言えば、それそれの機種で、被写体のピントや焦点の当て方、撮影方法が違うと云う事。

被写体により、それそれ個性と感性が違うと云う事。おそらく女性達は、その事を理解していないのだろう。

生まれた時から、デジカメがあり、物心がついた時にはスマホがあった。

その為、自分達が撮影してきた写真と、私が撮影する写真の主眼が違うと云う事。

今回の互いに不快を感じた原因は、ここにある。繰り返すが、写真とは個人により、かなり個性と感性が異なる。

撮り方も自ずと、その影響を受ける。その差異と思われた。

 

参考までに、スマホや安価なデジカメで撮影する場合と、一眼レフではピントの当て方と、撮影後の出来映えは違う。

一眼レフの場合、一つモノに焦点を当てる為、周囲や後ろの背景がぼやける。

ぼやける事で、焦点を当てた被写体が更に際立つという事。単焦点レンズ等、まさにそれが目的。

 

おそらく今の若い世代は、ブログ、Instagram、X(旧ツイッター)、Facebook等のSNSに投稿する写真が必要なのでしょう。

しかし私の撮る写真は、少し系統が違う。詳しくは述べないが、おそらくその違いだと思う。

現に写真を撮る際、色々注文を付けられたのを覚えている(例えば、足が長く見えるように撮影して下さい等)。

幼少の頃から撮影されるのに慣れている為、何か自分が芸能人になったような感覚なのでしょう。

 

因みに私が撮影する写真は、殆ど人が写っていない。譬え写っても修正するか、削除する。

それを述べれば、違いが分かって頂けると思う。その為、私が撮る写真には、私自身は一切写っていない。

要するに、違いが分かっていないと云う事。年齢の差もあろう。写真に対する、思い入れも違う。

 

少しマニアックになったが、一人一人で写真の撮り方とが違う為、もし頼むのであれば、それを理解して頼んで欲しい。

 

頼んだ後、不平不満を云うのであれば、最初から頼むな。それが最低限のマナーだと云いたい。

 

今回のような出来事は、地元・旅先に掛からわらず、過去に何度もあった。

敢えて独断と偏見で云わせて貰えば、私の経験上、女性グループに多いと感じた。

今迄不快に感じた人達は、全てそのカテゴリーに当て嵌まる。

 

意外だが、外国人旅行者で撮影を頼まれた際、人種を問わず感謝された。

日本人夫婦、若いカップル、年配の男性などもそう。

私がいない処で、不平不満を述べているかもしれないが、それは最低限のマナーで、此方としても了承済み。

しかし何故だろうか。不思議と女性グループの場合、露骨に不平不満を述べた。此れは本当に不思議。

もし不平不満があれば、私がいない処でやって貰いたい。それが頼んだ人への最低限のマナーだろう。

もし反論があれば、是非コメント教えて頂きたい。

 

過去の苦い経験の為、できるだけ避けているのが現実

今回過去に経験した不快な出来事を述べたが、実は過去の経験を踏まえ、何気に私なりに防御はしている。

もしそれらしき人物、グループが現れた時、私は何気にフェードアウトしている。

消極的な方法だが、それなりの効果はある。

 

私は被写体を撮影する時、じっくり被写体を観察する。観察後、一番好きなポジションを確保して撮影する。

その為、一定の場所に長時間佇む。その間、何度か他の撮影者がやってくる。

他の撮影者が来た際、私はさり気なく、その場を離れる。来訪者は私が気を利かせたと思い、被写体を撮影する。

来訪者が写真を撮って貰いたい雰囲気を漂わせた際、声を掛けられない限り撮影しない。

余程撮影して欲しい人であれば、私に声を掛け撮影をお願いする。此れが私の防衛策。

 

理由は、 折角の楽しい一時を、他人に邪魔されたくない為。又他人の思いやりにかける言動に、此方が不愉快になりたくない為。 

上記のブログを読まれた方は、納得して頂けると思う。

 

今回は昨日経験した出来事だが、今迄積もり積もっていた思いを綴った。

本当にとりとめのないブログとなったが、ご了承いただきたい。

 

(文中敬称略)

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